写真のカメラは、この夏の始めに僕の愛機のひとつになったPENTAX K-30。もう10年くらい前のカメラじゃないかと思うけど、酷暑の夏もなんなそので元気に僕のウォーキングなんかに付き合ってくれている。
まあ、これは個人的な嗜好もあるけど、やっぱり光学ファインダーとレフ機のシャッターフィールは忘れられない大好物で、次々と発表される最新ミラーレス機よりもどうしても一眼レフ機に目が行ってしまう。
一眼レフ機の場合、構造的にも成熟していたプロダクトだから、どのメーカーのカメラでもある程度安心感があるというか、僕のようなシンプルなスチル撮影をする使い方であれば、どの年代のどのブランドのモノを選んでもハズレがないという思いもある。
なにより、一眼レフ機は安く探せる。探すというか、僕の場合は行きつけの中古カメラ屋さんに立ち寄ると、たくさんのフィルムカメラの隣にデジカメの中古機たちも並んでいて、そこでたまたま遭遇して「これいい!」と直感的に惚れることが多い。
K-30の場合は、もともと昔のBMWのような逆スラントのペンタ部がカッコいいなとずっと気になっていて、そうすると写真の神様が巡り合わせてくれたのか実機が僕の目の前に現れ、実物を前に店員さんと言葉を交わしながら「よし」という感じで購入。操作はふだん使っているK-3 Mark IIIとほぼ同じなんで、操作に迷うこともなくすぐに使えた。
そうやって、少し古いデジタル一眼レフの掘り出し物機に出会うと、まだまだ僕の知らないユニークな一眼レフ機がどこかに眠っているんじゃないかと思うよね笑。僕はNikonのカメラは古いCCD機なんかも好きで数台使っているけど、PENTAXにも同じように知る人ぞ知る掘り出し物がきっとありそうと踏んでいる笑。
デジカメだから、永遠に使い続けられるというわけじゃないけど、それゆえにいまが程度のいい一眼レフを見つけ、使い倒すチャンスかもしれない。日本が世界に誇った一眼レフ機だから、どのメーカーのどのカメラでも「らしさ」は堪能できるだろうし、趣味性も色濃く味合うことができるだろう。
世の中がミラーレスにシフトするからこそ、希少性みたいな豊かさも増す。いまこそ、一眼レフ探しはおもしろいかもしれない。夏の酷暑もなんのそのみたいなラフに使い倒せる一台を、時代を振り返りながら見つけてみてはどうだろう。当時は高価で手が出なかったような逸品に巡り会うとか、なかなか豊かな時間が過ごせると思う。
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