Nikon Df

Nikon Dfとオールドニッコールで、あの頃へ行こう。

Nikon Df, Nikkor-S Auto 50/1.4

今週末は一眼レフばかりだったな。土曜日がPENTAX K-3 Mark IIIとPENTAX K-30、そして日曜日がNikon DfとPENTAX K-30。あまりに酷暑なんでK-30は連日出動で活躍してくれた。

で、Nikon Dfの話である。このカメラのことをブログやTwitterに載せると、「いつかは使ってみたいカメラ」というコメントをけっこうもらったりする。年数を経て、そのクラシックな佇まいにようやく時代が追いついてきたという感じなんじゃないかと思う。

たしかに約10年前に発売されたNikon Dfは、当時としては異色のデザインで多くのカメラユーザーにとっては「異端」なカメラだったろう。そう、このカメラを選ぶ人の多くは「往年のニッコールレンズたちがほぼすべて使える」ということこそがDfを選ぶ理由だった。僕はそうだった。

フィルム時代からNikonのカメラを愛する人たちの手元には、当然マニュアルのニッコールレンズたちがあり、そのレンズをデジカメでも楽しめるというのは「あの頃へ帰る」ような感覚がして、フィルムニコンを愛する人たちにはむしろ新鮮であったと思う。

マニュアルレンズを装着することが前提に作られたカメラだから、当然、カメラデザインもシャッタースピードダイヤルが必然で、目視で物理的に露出合わせができるようISO感度ダイヤルや露出補正ダイヤルも備わった。単にクラシックにデザインされたというより、機能的にそうなったデザインだ。

Nikon Df, Nikkor-S Auto 50/1.4

その各部のダイヤル操作も絶妙のカリッカリッとした感触で五感に気持ちいい。オールドニッコールの絞りリングの操作と合わせて、なんともいえない「カメラらしさ」を堪能できる。シャッターフィールも明らかに「らしく」設計されており、Nikon Fから脈々と受け継がれたレフ機のヒストリーが蘇るべく官能的だ。

ミラーレスの時代だから、フィルム時代のオールドレンズが気軽に楽しめる時代ではあるけど、マウントアダプターを介さずに往年のレンズたちを装着して楽しめることは、フォルムを楽しむ観点からも想像以上に満足感がある。Nikon Zマウント版の「Zf」を望む声もあるけど、かつてのレンズ資産をそのフォルムまで楽しむという点でいえば、Dfはやはり唯一無二の存在だろう。

Nikon Z6IIやZ7IIが出た頃に下取りに出されたと思われるDfがカメラ店のショーケースにけっこう見かけられたけど、いまは再びあまり見かけなくなったんで、二代目の所有者の人たちの手に渡りきった感じなのかな。もともとあまり中古市場に出てこないカメラだったから、そういう意味でも希少価値の高いカメラのひとつだろう。

フィルム価格の高騰でなかなかフィルムニコンの出番が少なくなったという人には、いまこそNikon Dfは打ってつけの一台かもしれない。もし店頭で見かけることがあったら、店員さんに声をかけてぜひその質感を確かめてほしい。できればお店にあるオールドニッコールを装着させてもらって。まさに「あの頃へ行こう」という衝動にかられるはずだ。

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