Nikon Df

週末は「急がないカメラ」と過ごす。

アフィリエイト広告を利用しています
Nikon Df, Nikon F

街中を撮り歩く時は、カメラはできるだけ小さく軽いほうがいい。それは先週もSIGMA DP2 MerrillやRICOH GR digitalを平日5日間持ち出してみて、大いに実感した。

カメラ軽ければ歩く距離も増えるし、カメラが小さければ仕事鞄からサッと取り出せて、しかも周囲に威圧感を与えない。

街中で撮るというのは、手軽そうに見えて、実はけっこういろんなことに気をつかう慌ただしい世界だと僕は思っている。そういうシチュエーションでは「急いで撮れるカメラ」ということが何よりも最高性能だったりするのである。

でも、この「急ぐカメラ」でスナップするのは疲れる。僕の場合はそうだ。仕事帰りのストリートでのスナップ、時間は短いけど、周囲にたくさんいる人々に気をつかいながら街を速写する感じは、撮り終えるとちょっとドッと疲れている。そんな平日5日間を過ごすと、週末はとにかくゆるりと撮りたくなるのである。

土曜日の今朝は、Nikon Dfにオールドニッコールのレンズをつけて、家の近所を愛犬と一緒に撮り歩いた。郊外の住宅地の休日の朝は、道行く人も数えるほどしかすれ違わず、周囲を気にすることなくゆっくりカメラを構えて撮ることができる。

そんなシチュエーションなら、美しいファインダーの中の濃密な世界をゆっくり眺められるし、マニュアルフォーカスのオールドレンズをじっくり楽しむことができる。街中ではちょっと構えるのを躊躇する一眼レフでも、週末の自然の中ならその本格的カメラらしさを、ゆっくり時間をかけて楽しみ尽くすことができる。

小さくもなく、大きくもなく、ほどよい大きさのカメラを持ち出すという手もあるけど、平日と週末にガラッと気分を入れ替えて、コンパクトなカメラから一眼レフや中判カメラに持ち替えるのも、またカメラを楽しむ醍醐味といえるんじゃないかな。まあ、そんなカメラを持ち替えて写真が変わるほど大したものは撮っていないわけだけど笑。

 

関連記事