Olympus PEN-F

かと言って、デジタルは好きだよ。

アフィリエイト広告を利用しています
OLYMPUS PEN-F, M.Zuiko digital 12/2

フィルムは愛おしいくらい大好きなんだけど、コスト的にはなかなか試練というか、数年前のような安価な値段でフィルムを手に入れることはちょっと困難な状況になりつつある。だからといってフィルムをやめたり諦めたりするつもりは毛頭無いけど、街撮りスナップに関していえば、枚数を気にせず無心でシャッターを切りまくりたい衝動もどこかある。そんな時のためにデジタルはあるんだ。

仕事終わりに街を漂流するように撮る夜スナップは、あまり何も考えずに機関銃のようにシャッターを切りまくりたい時ってあるでしょ? 僕はあるんだ。だから、僕の手元にはいくつかのデジタルのスナップシューターがある。

RICOH GR、OLYMPUS PEN-F、FUJIFILM X-E3、Leica M-P typ240、Lumix GX7MK2あたりがそれにあたる。どれもシャッターフィールは絶品だ。撮れる写真のあがりの楽しみもあるけど、スナップシューターは撮ってる最中のリズム感とか鼓動みたいな感覚がとても大事だ。僕の手元にあるデジタルたちは、そういう視点でチョイスしてある。

機能的には当然フィルムに比べて高感度でぶん回せるから、かなり乱暴に街中でシャッターを切っても何かしらは写ってくれる。そのアバウトさも、仕事終わりの疲れた体には都合がよかったりもする。あと雨あがりのストリートなんかも、デジタルならまあ湿り気をそうは気にせず撮れる。つまり、フィルムの苦手なところを補ってくれるにはやはり重宝するのである。

フィルムにはフィルムの良さがあり、デジタルにはデジタルの良さがある。フィルムの進化系がデジタルなんじゃなくて、お互いの隙間を埋めてくれる関係にあるのがフィルムとデジタルなんじゃないかと思ってる。たまにヘッドホンをして音楽を聴きながら小さなデジタルでヒュンヒュン撮り歩くことがあるんだけど、その浮遊感は最高だ。

「今夜は徹底してデジタルで撮りまくろう」、そんな日があってもいいんじゃないかな。フィルムが恋しくなるくらいデジタル漬けで撮りまくる日がね。

 

関連記事