いやあ、カッコいいよね、Nikon D200。やっぱりオーラがあるというか、このカメラを持つとなんだかハートに火がつく。そういう迫力というのは、開発陣の熱量の大きさが滲み出るんだと思う。
Nikon D200、発売はいまから19年前の2005年。いや、数字だけ見たらちょっと信じられない骨董品のようなカメラだけど、これがいまでもなんら普通に使えるから、やっぱり心底作り込まれた機械とは凄い。
いまでもD200を愛機として使っている人もかなり多いと感じていて、このカメラが名機のひとつであることを物語る。CCDセンサー機の代表的な一台としても必ず名前があがるカメラで、発売の翌年にはカメラグランプリも受賞している。
いざ触ってみると、この時代にもはや一眼レフは熟成の域に達していたんだなと感じる。現代機との違いといえば、高感度には適さないのとスチル専用ということくらいだろうか。要は写真機としてなら、日中の撮影であればなんら問題なく使えるということだ。
僕がたまにこのD200が使いたくなるのは、CCDセンサー時代の描写もあるけど、シャッター音を聴きたいという思いのほうが強いかな。あの「乾いたシャッター音」がなんともたまらない。なんかね、カセットテープのカチャカチャなる音を僕は思い出す笑。
記録メディアはSDカードじゃなくてCFカードだったりと、多少現代のカメラとは異なる部分もあるけど、その操作に迷うことはない。ここに、カメラの原理原則があるという作り。こうした基本性能がしっかりしたカメラなら、バッテリーとメディアさえあれば20年でも使い続けられるのだ。
僕も過去記事でいくつもD200のことは書いているんで、興味のある人は作例的写真も含めてぜひ過去記事を見てほしいけど、人気のカメラなんでYouTubeとかでもたくさん動画があがっている。中古品も比較的流通量はあって、それほど苦労せずとも程度のいい個体を見つけられるんじゃないだろうか。
値段も2万円しないくらいの予算で大丈夫だと思う。大人の趣味のアイテムとしては、うってつけのいい遊び道具になってくれると思う。いや、本気撮りしようとする人にも全然OKだろうな。Nikonのハイアマチュア機とは、時代を経てもそういうハイレベルな機械なのだ。
というわけで、きょうはNikon D200を奏でて、ちょっと癒され、ちょっと気分も高揚しているところ。20年という月日をタイムスリップするかのように、乾いたあのサウンドを鳴らしてみるのはいかがだろう。
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