もう春かと思うような暖かい3月の土曜日。ふと、往年のCCD機と散歩カメラに出かけたくなり、午前中のうちに充電を開始。少し太陽が斜めの光線になる夕方前を待って、ちょっと撮り歩いてみた。
Nikon D200はニコンファンならおなじみの名機のひとつ。2005年の発売だから今年で19年目のカメラなんだけど、「堅牢性のNikon」ならなんら問題ない年月で、いまでもまったく過不足なく使える。
気にすることがあるとすれば感度くらい。それでもフィルム時代を思えばISO1600くらいまでは普通に使えるから、日中使いなら問題なし。それ以外は、画素数も1000万画素あるし、写真機としては現代機と比べてもお世辞抜きで遜色なく使用できる。
とまあ、言うこと無しの性能なわけだけど、年月だけは経ってるから、中古で見つければ一万円から二万円くらいで探せる。きょう使用したレンズはAi AF 50mm f1.8Dだけど、このレンズも一万円程度で手に入れられるんじゃないだろうか。
合計で三万円ほどで、Nikonらしさが詰まった渾身のハイアマチュア機(プロもサブ機的に使っていたのではと思う)を堪能できる。これぞ大人の趣味のいい遊び方の極地ではないだろうか。
D200はCCD機だけど、当時のブラックシップ機のD2XはCMOS機で、デジカメWatchさんの当時の記事を読むとD2Xに色味を寄せられたらしい。けれど、色味についてはD2XよりD200のほうがいいとも言われ、いわゆる上級機を通り越してしまった意欲作ともいえる。
その色味についてはここにあげた写真たちを見て判断いただくとして(写真はすべて「鮮やか」モードで撮影)、僕がお気に入りなのはそのシャッター音。この頃のD200やD300のシャッター音の「乾いた感じ」がとても気に入っている。機会があればぜひ一度、鳴らしてみてほしい。
D200のことはこのブログの中でも何度も書いてきたので、きょうは久しぶりに撮った写真のアップ中心ということで、興味のある人は過去記事をご覧いただきたい。
まあ、僕だけじゃなくて、いまだに多くのユーザーに愛され、使い続けられているNikon D200。それは単に郷愁ではなく、使いたくなる実用機であるということ。現在のミラーレス機たちが果たして19年後に使えているのだろうか。そんなことを考えさせられる一台である。
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