偶然にもこのブログ「記憶カメラ」に立ち寄ってくれて、ありがとう。
いきなり感謝されるのも驚かれるかもしれないけど、きょうはこのブログにとって、ささやかだけどひとつのメモリアルな通過点になったんで、少しそのことを記憶として記しておこうと思った。
このブログの訪問者数が100万人に到達したのである。
最初にブログを書き始めたのが2015年の夏だから、もうすぐ6年になる。
そう考えると全然スローなペースかもしれないけど、僕個人的にはやっぱり「100万人」の人たちに訪れてもらい、まがりなりにも少し時間を共有できたかと思うと、なかなか感慨深いものがある。
実はこの「訪問者100万人」という数字を意識し始めたのは、大好きな写真家のセイケトミオさんがご自身のブログで書かれていたのを見たのがきっかけ。
いまはもうブログを閉じられているセイケトミオさんだけど、その筆をおいたひとつの理由が「ブログを訪問してくれた人が100万人に到達した」というのが人生のひとつの節目になったんで、というのを読んだからなんだ。
セイケさんのブログでこの数字を見た時はただただ凄いなあと思うだけで、100万人なんて数字は僕のブログには遥か彼方の数に思えたけど、なんか意識する数字になったんだ。
その頃からかな、それまで本当に生活の合間をぬってたまに書いていたブログだったんだけど、少し積極的に日々更新するブログへと変えていった。
だから、いまのようなブログ「記憶カメラ」になったのは、ここ2年間くらいじゃないだろうか。
もうほんと、特に写真のことを技術的に書いているわけでもないし、カメラやレンズといった機材の機能的なことを書いているわけでもないそんなブログに、100万人もの人たちが訪問してくれたかと思うと、驚きだし、恥ずかしいし、発見だし、気づきだし、コツコツとでもこうして世界の片隅で書き続けてきてよかったなと思うのである。
セイケトミオさんは訪問者100万人をひとつの節目にブログを閉じられたけど、僕はもちろんこの先もこのブログは書き続けていく。
だってセイケトミオさんの人々とのコミュニケーションの柱は写真家業だけど、僕はこのブログがまさにその柱なので。
かといって、これを契機に何かをパワーアップするようなことはなく、ただただ、日々コツコツとこれからも書き続けていくだけである。
でもひとつだけテーマみたいなものはあって。それは僕が写真やカメラに出会って少し人生にリズムができたように、まだ写真やカメラとそうした遭遇ををしていない人たちが、このブログを訪れることでなんかカメラとの距離が縮まって、もっとラフに気軽に写真のある日々の豊かさみたいなものを見つけてニヤリとしてもらえたら、それはもう最高だなって。
そんなことを考えながら僕もまたニヤリとしてブログを書く。それが僕の今の生きがいになりつつもあるんだ。
ほんと、奇跡的にもブログ「記憶カメラ」に訪れてくれてありがとう。
きょうは少しメモリアルな気分に浸りつつ、また明日から変わらずカメラと写真のある日々の気分を書いていこうと思う。
どうぞ、カメラと写真と記憶カメラを、末長くよろしくです。