FUJIFILM X-Pro3, XF 23mm f1.4 Rご存知のとおり、最近のFUJIFILMのカメラはどれも角が鋭角なボディデザインが多い。それはそれでソリッドでカッコいいのだけど、たまにX-Pro3やX-Pro2を持ち出すと、その適度に丸みのあるソフトな握り心地がとても心地いい。
僕だけかもしれないけど、鋭角な角の処理のされたカメラを持つと、ちょっと手のひらや指先に刺さる感覚があったり、ファインダーを覗くときも目のまわりや額が時々痛かったりする。いや、僕だけかもしれないけど笑
まあ、痛いかどうかというのもあるけど、そもそも金属の鋭角な処理ができるようになったのは最近の加工技術の進歩のおかげで、昔はカメラに限らず、大抵のプロダクトのデザインはどこか丸みを帯びていて、それがなんとも言えない人間らしさを醸し出していた。
FUJIFILM X-Pro3, SG-image 35mm f0.95僕的にいうと、特に車のデザインなんかがそう。プレス技術の甘さなんだろうけど、昔の車のデザインは箱型でありながら、角は丸みがあり、どこか愛らしい抑揚が感じられた。それは、いま見ると、より新鮮だったりする。
X-Proシリーズのデザインもまさにそんな感じ。富士フイルム流のクラシックモダンのあり方が、その時点で体現されたものだろう。X100シリーズも四型まではその風潮が見られたよね。他社でいうと、Nikon ZfやZfcもあえてフィルムカメラ当時のダレの処理なんかを再現していると開発者の方が言っていた。
X-Pro3については、加えてヴィンテージ風の処理として、これまたあえて指紋のあとなんかが残るデュラテクト塗装を施したりしてるから、なおさら「かつての、やさしさのあるハードさ」みたいな、なんとも言えない味を醸し出している。このあたりの処理が僕はほんとに愛しいのだ。
FUJIFILM X-Pro3FUJIFILMは「X-Proシリーズの開発はやめていない」と発言してるから、次期後継機も来年あたりには出るんじゃないかと思うけど、ここ最近のデザイン文脈でいうと、角が鋭角なデザインになるだろうねえ。手ぶれ補正も載るだろうから、少し大きく重くなるだろうし、なかなかモダンな製品になることだろう。
そうなったら、なおさらこの丸みが残ったデザインの価値が愛おしくなるかもしれない。いま 鋭角なデザインのX-E5を手にしつつそんなことを思う。
FUJIFILM X-Pro3, Voigtlander Nokton 23mm f1.2 SCいまだに中古市場でも高い人気を誇るX-Pro3。少々プレミア価格になっている感はあるけど、このカメラでしか得られない満足感があるのもたしか。僕は壊れるまで手放す予定はない。X-Pro3を手に入れるときもそれなりのこだわりがあったから。
そんなことも手に入れた当時にブログに書いたので、興味のある人はそちらもご覧いただければと。いいプロダクトとはスペックだけではないのである。




















































