いやあ、きょうで七月も終わると思うと、やはり歳をとると時間の流れ方があっという間だなとあらためて感じる。
若い人たちは、人生は永遠のように長く感じると思うけど、歳とともにそのスピードは猛加速してくるので、やりたいことはなるべく早く楽しんでおいたほうがいい。
僕は歳をとってからカメラで写真を撮り始めたので、いまになって思えば学生の頃からでもカメラと出会っていればもうちょっと豊かな人生になったかなとか、ふと思う。人生は一度きり、やりたいことはなるべくたくさんチャレンジしてみるに越したことはないのだ。
と、別に人生のことを語りたいわけじゃないのだけど、なぜ暑い夏の話からそうなるのだろう。あ、時間が流れるスピードが速い、ということか笑。失礼、失礼。
カメラのことに話を戻すと、今朝はついついまた新しいフィルムをCanon 旧F-1に詰めてしまった。まだPENTAX 17の試し撮りも終えていないし、数日前にもLeica M3にフィルムを入れてしまい(もちろん撮り終えていない)、我ながらまんまとPENTAX 17効果にやられてると思ってる。
で、Leica M3で撮ってると、今度は初代ズミクロンで撮りたくなり、さすがに撮った写真もそろそろ見たいぞということで、デジタルのLeica M8を持ち出すという流れ。何事も影響し合うというか、世の中は順ぐりなのだ。
これに関してはレンジファインダー効果かな。これも不思議なもので、たまにレンジファインダーで無性に撮りたくなる。僕の場合は初めての機械式カメラがLeica M3だったから、レンジファインダーをのぞくことはちょっと初心に帰るようなところがあるのだ。
だから、高価で貴重だから「ライカは別腹」というわけじゃなくて、レンジファインダーとその思い入れという意味で「ライカは別腹」なのだ。
ライカで撮るとなにか特別な写真が撮れるのか?と言われれば、撮れるとも言えるし、撮れないとも言える。このカメラは良くも悪くも心待ちに最も影響を与えるカメラだろう。だから、ライカに対する考え方で最良の道具にもなれば、単なるブランド品みたいにもなったりする。
幸い、僕のM型デジタルは今から18年も昔に登場した、デジタルとはいえクラシックな部類のカメラなんで、ブランド品などという感慨深さは特にない。ただただ、コダック製のセンサーと1/8000sのシャッタースピードで、M3とは少し異なるレンジファインダーの描写を楽しみたいといったところ。
ライカにかぎらず、僕の場合はカメラを「写真機」として楽しんでいるので、こと写真を撮るというシンプルな機能だけでいえば古いカメラでもほぼ問題なく、最新のカメラだから欲しいというような発想も特にない。フィルムもデジタルも、新しいモノでも古いモノでも、なんならメーカーなんかも特にこだわりなく、好きなものは好きという感じ。
でも、このスタイルだと唯一問題なのは、時間がもっと欲しいということ。試したい世界がいろいろあるからね。そう、だから時間が猛スピードで加速し始める前に、若い頃からカメラと縦横無尽に遊び尽くしたほうがいい。そう、やっと冒頭の話に戻ってきたけど、やりたいことは明日からやろう(きょうからでもいいぞ)という話でした。
◎そうそう、いまさらだけど、Leica M8用にUV/IRカットフィルターを注文した。M型デジタル初号機のM8はある意味、試作品でもあって(僕の個人的な見解)、いろいろ万全なカメラでもない。まあそこが僕なんかは好きで使っているのだけど、いちおう必需品といわれるUV/IRカットフィルターを手頃なKANIのもので沈胴ズミクロン用に注文してみた。いろいろ試してみないとね。だから、人生の時間は若い頃からたいせつに笑
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