Nikon ZR, 写真は公式サイトから個人的にはちょっと予想もしないタイミングで発表されたニコン初のシネマカメラ、Nikon ZR。このカメラの仕様を厳密にシネマカメラというかどうかは別として、そう強く感じさせる「Nikon × RED」のシナジーという謳い文句は、僕らを興奮させるには十分すぎるものであった。
発表直後に僕もその惹きつけられる感じをブログに書いた。心は興奮しつつも、このカメラの主戦場は動画撮影だ。もちろん、Nikonゆえに静止画撮影もできるが、一般的には「写真も撮れる動画機」というのが正しい解釈だろう。
では、僕のようにクラシックなスタイルの写真機を好み、いわゆるスチル撮影=写真を楽しむ人間には無関係のカメラなのか?。そんなことを発表の日からなんとなく考え続けていたように思う。
その時に考えたのは、ファインダーもメカシャッターも無いけど写真撮影を楽しむことができるフルサイズ機、といえばSIGMA fpみたいなもんじゃないかと。であるなら、僕はfpユーザーなんでその感覚は分かる。けれど、それであればSIGMA fpがあればNikon ZRは要らないんじゃないかと考えた。
いや、本当にそうか?。写真機を好む気持ちは変わらないけど、だったらSIGMA fpでいいじゃんとか、そういう類の話なのか?、と再び考え始めたのである。そんな時にYouTubeで見たのがSTUDIO73さんの動画だった。以下をご覧にいただきたい。
STUDIO73さんはSIGMA fpのユーザーでもあるし、Nikon Z6IIIの愛用者でもある。加えて動画撮影の知見にも長けている方なので、それまでぼんやりとしか把握できていなかったNikon ZRの輪郭、ZRがある日常みたいなのがなんとなく頭に浮かんできたのである。
そう、単にスペックが知りたいわけじゃなく、こういうじぶんのライフスタイルの中にそのカメラがどうフィットするのか、というリアリティを僕らは知りたいのだ。その意味で、この動画に出会ったことは大きかった。
そこから、あらためてNikon ZRの「動画と写真を両方楽しむカメラが身近にある日常とは」ということを再考し始めた。そして、目にしたのが写真家・上田晃司さんの動画だった。その非常に濃密な動画には「動画機としてのZRと、写真機としてのZR」の両面が実に丁寧かつリアルに描かれていた。(動画はシェアできなかったので、YouTubeで検索してご覧いただきたい)
Nikon ZR, 写真は公式YouTueからこのあたりから僕の中で、Nikon ZRが日常の中にあるリアルなイメージがかなり増してきた。もしや、これはアリなのではと。僕のような写真機好きな人間にも無関係じゃないし、RED機のカラーサイエンスで撮れる写真描写にも俄然興味が湧いてきた。なにより、Nikonが描く未来をちょっと垣間見たいと。
そして、じぶんでも意外だったのは「いずれ動画撮影も体験してみたい」という思いも滲み始めたことだ。それは最近、僕が超望遠レンズと新鮮な写真体験を始めたのと同じように「食わず嫌いなのはもったいない」という感情と同じような思いで、なにも動画を最初から除外しないでいいじゃないかと。
Nikon ZR, 写真は公式Instagramからで、予約が開始された本日、僕はNikon ZRを予約申込みするに至った。レンズはZfで使っている単焦点があるんで、ひとまずボディだけ。幸い、ニコンダイレクトのサイトもスムーズにつながり、サーバーダウンなどのストレスもなく予約することができた。
考えてみると、シネマカメラというふれこみから、そう誰もが購入を考えるカメラでもないのかもだし、ニコンが集中アクセスや在庫確保にしっかり対処してくれたのではとも思う。それほどまでに、ニコンはこのNikon ZRを世に送り出すにあたり、あらゆる面で本気でのぞんだであろうことは戦略的な価格からも感じ取れる。
発売日は10月24日ということで、まだまだ先だ。それは僕にとってもありがたいことであり、とにかく記録メディアの選び方ひとつとっても動画機のことに無知すぎるから、この待ち時間を使っておいおい動画機とNikon ZRのこと、そしてそれが写真機と融合する世界のことを妄想していきたいと思う。焦らず、ゆっくりとしたペースを楽しみながら。


















































