Nikon D3S

ぼちぼちNikon D3Sの試し撮りを開始しておる。

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Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D

きのう我が家にやってきたNikon D3Sだが、週末の今朝からぼちぼち試し撮り散歩を開始しておる。結論から言うと、めっちゃ楽しい。それに尽きる。

レンズは僕がAFでいちばん好む軽量レンズ、50/1.8Dレンズ。とにかくこのレンズがデザイン的にも好きで何本か同じものを持ってるんだけど、このレンズでもD3Sにつけるとそこそこ重い笑。

とはいえ、手に持って構えて撮る時は、グリップバランスがいいからなのか、実はそれほど重さは感じない。首から下げて歩いていると、そこで腰にやってくる重さだ。なので肩から下げるといいだろう。

そんな重さを軽やかに忘れさせてくれるのが、その圧巻の心地いいシャッターサウンドだ。僕が過去に最も官能的で惚れ惚れしたのはNikon F6のシャッター音だが、それと同じ種類の感動だ。この音だけで没入できる。

Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D

そのシャッターサウンドのキレの良さがそのまま写りにも反映されているというか、ニコンが初めてトライしたフルサイズセンサー機とは思えないほど、現代でも普通によく写る。15年の月日の進化とは何なのかと思うくらいに笑。

このD3Sは、フルサイズ初号機D3の改良機で一年後くらいにリリースされたのかな。その改良具合は高感度性能を上げたり、ダスト除去機能が追加されたり、機能的にいくつかリファインされてるけど、そうした機能値では言い表せない洗練された仕上げなのかもしれない。

僕はモノクロームも好きなんでD3Sでも試してみてるけど、これがまたいい感じの描写を見せる。モノクロ描写については、ZマウントのNikon ZfcやZfの写りもとても好み。富士フイルムのフィルムシミュレーション「アクロス」と同じくらい、実は僕はNikonのモノクロモードが好きだ。

最近、僕は割と「大きく重いカメラ」にハマっているところがある。じぶんで分析するに、たぶん中判デジタルのFUJIFILM GFXで撮り始めたのが契機になっている気がする。GFXで「大きいことはいいことだ」みたいにあらためて開眼した、みたいな笑。

Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D

そりゃ、大きく重いより、小さく軽くていい写りのほうが軽快だけど、やっぱりね、センサーの大きさやボディの余裕みたいなものは、写りの濃厚さに比例するところがある。特に僕のようにボケを好む奥行き感とか空気感を好む撮り方は、それを感じやすい気がする。

この先、技術が進歩したら、小さくてもリッチな写りが楽しめる機材が誕生するのかもしれないけど、いまはまだ「写りの濃厚さについていえば、大きいことはいいことだ」という時代なんじゃないだろうか。アマチュアの使い手としてはそんなふうな感じている。

Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D
Nikon D3S, Ai AF Nikkor 50mm f1.8D

あ、小さいけどリッチな写りといえば、SIGMA fpはそれに値するカメラかもしれない。ファインダー好きの僕が「ファインダーがなくても持ち出したくなる一台」として使用しているので、やはりその描写の濃厚さには五感を刺激するレベルのものがあると思う。

Nikon D3S。その切れ味はさすがプロ機だと感じずにはいられないひととき。こういうカメラを体感すると、ひとつのベクトルを理解できるというか、さまざまなカメラがどんなベクトルでそれぞれ作られているかをあらためて理解できる気がする。そういう意味でも「経験しておく」ということに価値がある一台。

いやあ、また世界をひとつ垣間見たというか、楽しくなってきた。

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