いやあ、もう立て続けに連日Nikon D3Sのことを書いてるけど、それくらいやられてるというか、感動してるのだ。タイトルにも書いた通り、とても15年前の機械だとは思えない高品質の塊のようなカメラなので。
なぜ、いまになってNikon D3Sを手に入れようと思ったのかとか、ひとまず試し撮りを開始してどんな印象だったのかは、ここ数日間の過去記事をご覧いただくとして、きょうも懲りずにその感激具合をブログに書き続けてるわけだ。
どんな種類の感動かと言われれば、僕がイメージするのは、やはりフィルム時代の同じくフラッグシップ機であったNikon F5やF6を体感した時の、あの印象だ。大袈裟に聞こえるかもしれないけど、この世のカメラとは思えないほどの圧巻の作り込みと撮影フィール…。
きょうX(旧Twitter)にもポストしたけど、僕もかつて使っていたNikon F5と今回のD3Sが、見た目もその剛性感も完全一致するような感覚だ。
今回、僕がラッキーだったのは、15年前のプロ機にも関わらず、ショット数16,800回ほどしかシャッターが切られていない、比較的いい状態のD3Sに出会えたことだ。
といっても、D一桁機はそもそも50万回はメーカー的にもOKな作りだし、実際、中古カメラ店でもショット数が30万回超とか70万回近いモノも普通に見かける。それこそプロのフォトグラファーの人たちがスタジオ撮影なとで仕事に使ってきたモノが多いから、そりゃショット数も飛躍的に多い。
でも、長年仕事で酷使された外観のすり傷なんかもあえて勲章のように見える風格を感じるし、恒常的に使い込まれた個体のほうがコンディション的には良いかもしれない。このへんは、手に入れるならカメラ屋さんやD一桁機ユーザーなどに質問も含めていろいろ聞いてみるといいだろう。
僕はちなみに、バッテリーはさすがに劣化度が4まで到達していたから、サードパーティ製の予備バッテリーをひとつ試しに注文したけど、もともとの純正バッテリーもまだ全然使えるので、ひとまずこのバッテリー2個で運用してみようと思う。
あとはそうだな、バッテリーチャージャーも普通に使えてるけど、ボディだけ売っている個体もあると思うので、別に購入する場合、新品だと2万円ちょいするけど中古なら7000円ほどで手に入るようだ。参考まで。
そうそう、シューカバーは購入時から付属していたけど、たぶんBS-2という生産が終了したタイプかな。ターミナルキャップはゴムのかぶせ式なものが欠損していたので、いちおう防塵防滴のためにネジ式のボタンタイプをつけてみた。
まあ、2024年の現在、どれほどの人に参考になるかは分からないけど、いちおう僕のようにD一桁機に目覚める人も稀に?いると思うから備忘録的にブログに書き残している。
でもね、プロ機として現在どうなのかは僕も分からないけど、アマチュア写真愛好家でスチル写真を楽しむ僕には、本当に何ひとつ不満のない仕上がりで、いや不満どころか感動しかない。
当時は60万円ほどしたプロ機が、いまならその1/10くらいの値段でこうして楽しめるのだから、本当にありがたいことだとつくづく思う。光学ファインダーと官能的すぎるほどのシャッターサウンド、そして堅牢性の塊のようなその怪物のような品質のカメラを、ぜひ一度体験してみてはどうだろう。
いいコンディションの個体に巡り会えることを祈ってます。
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