ここ数日間、Nikonの往年のフラッグシップ機D3Sに酔いしれていたので、きょうは少し気分を変えて、Canonの往年のデジタル一眼レフを触っていた。ご存知だろうか、NikonじゃないほうのCanonの「D60」という名機を。
まあ「名機」と呼んでるのは僕の勝手な評価だけど、2000年にキヤノンが初めて民生機としてデジタル一眼レフ「D30」を発表した後、ファンたちの声をいろいろ取り入れて2002年に登場した改良機なんで、随所に洗練されていることは間違いないだろう。
僕は2000年に登場したキヤノンのフィルム一眼レフの最終機ともいえるEOS7を使っているけど、D60の作りはまさにEOS7がそのままデジタル版になったように感じる。そのシャッターフィールもとてもよく似ている。
つまり、クラシックなスタイルのカメラ好きの僕には、たまらない一台なのである。
Canonの一眼レフ機も一度はプロ機を体験してみたいとも思い、D1系の中古品なども気にはしてるのだけど、それを手にするとこのD60を使わなくなるような気がするので、それもちょっと悲しいし、Canonの往年のプロ機はおあずけかなと思ってる。
でも、どうなんだろう。このD60も当時で30万円を超えるような高級機だったと思うので、それこそプロやハイアマチュアの人たちが使う希少機だったのかもしれない。それほどまでに、現代で使っていても「いい作り」だなと感じるのである。
当時のスペック表記にはセンサーサイズの数値だけしか記載されていないけど、レンズ焦点距離の約1.6倍になることから、いわゆるAPS-Cサイズの走りだったのだろう。その後、プロ機のEOS 1Dsや1D Xで本格的にフルサイズ化していったのかな。
僕はこのD60には、それこそEOS7につけていたレンズ、EF 50mm f1.8 IIを装着して使っている。1990年から20年以上?長きにわたってエントリー的な標準レンズであったと思うけど、これがなかなかいい写りをする。キヤノンはエントリー層にも抜かりない。売れるブランドなわけだ。
キヤノンについては、妄想だけで言うとF-1をオマージュしたようなクラシックラインのミラーレス機を投入してくれたりすると盛り上がるのになとか思うけど、キヤノンはそういう道には行かない気がしてる笑。だからこそ、往年のデジイチで時代感を楽しむのもいい。
たしか僕は数千円でこのD60を手に入れたと思うけど、そんな夢のような遊びが楽しめるのが一眼レフ機のおもしろみでもある。運よく見つけたら、買いかも。いやあ、毎度そんなこと言ってるけど笑。
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