Canon F-1

フィルムで撮る時は、気持ちもちょっと違うんだろうね。

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Canon F-1, New FD 50/1.4, Fujifilm 業務用100

フィルムで撮る時は、気持ちもちょっと違うんだろうね。

フィルムで撮る時は大抵カラーだ。以前、モノクロフィルムを試していた時期もあるけど、どうしても外注現像で時間がかかるし、何より独特の「フィルム色」に惚れ惚れするのはやっぱりカラーなんだ。

よく「フィルムの風合い云々より、何を撮るかが大事」みたいな論調を目にすることがあるけど、僕は「フィルム色で撮りたい」という思いだけでもフィルムで撮る理由としては十分な気がする。それくらい、フィルムが記憶する光と色は美しい。

デジタルでは絶対に描ききれないこの色がある限り、フィルムは支持され、代替えのきかない唯一無二の写真手法としてこれからも残り続けていくんじゃないかと思うことがよくある。懐古主義じゃなくて、むしろ現代に必要なナチュラル要素として。

実際、フィルムで撮ってる時は、呼吸の仕方が違うんじゃないかと思ってる。撮る時はいつも無意識だから、じぶんがどんな呼吸をしているかは覚えてはいないけど、こうして撮れたフィルム写真を見るとそう思うんだ。ゆっくりと息を吸い、ゆっくりと息をはき、ゆっくりとカメラのダイヤルを撫でて撮ってるであろう感覚がね。フィルム写真とは、そういう呼吸から生まれる、きっと。

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