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まだ試し撮りの真っ最中だけど。PEN-Fとボディキャップレンズの痛快な街撮りスナップ。
世がフルサイズミラーレスでちょっと沸き立ってる昨年末、僕がチョイスしたのはSony α7シリーズでもNikon ZシリーズでもCanon EOS Rでもなく、登場から2年以上経過していたこのマイクロフォーサーズ機Olympus PEN-Fだった。そのチョイスは少なくとも僕にとっては間違いではなく、軽く薄くコンパクトなボディは平日の街撮りスナップに連れ出す容易さをグンと高めてくれた。
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コンパクトなボディにはコンパクトなレンズをと、PEN-F購入時にレンズキットでもあったこれまた軽量でPEN-Fらしい広角が楽しめるM.Zuiko digital 12mm f/2というPREMIUMシリーズのレンズを買ったんだけど、これもまた想定通りで実に軽快にスパンスパン街撮りスナップを楽しめた。これはもうレンズは付けっ放しでいいぞ、という思いもあったんだけど、これだけボディがコンパクトだとさらに身軽なレンズを楽しみたいという欲求がわくんだよね。
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そこで、新たに手に入れたのがオリンパスが誇る異彩の「ボディキャップレンズ」という名のBCL-0980だ。その名の通り、焦点距離9mmでf/8.0の薄型レンズで、見た目はまさにボディキャップのよう。PEN-Fの薄さにこれでもかというくらいいい雰囲気でフィットする。
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以前から気にはなっていたレンズなんだけど、まあいずれはみたいなところがあってしばらく頭の中にはなくて、購入するまでには至っていなかった。ところがつい最近、ブログのPEN-Fの記事のコメント欄に「PEN-Fを買いました。BCL-0980、BCL-1580と一緒に。」という書き込みをもらったんだよね。最初から薄いPEN-Fと薄いレンズしか眼中にありませんでした的な組み合わせに、とても潔いスナップシューター選びだなと思った。そんなコメントを読んでたら、また僕のスナップシューター心に火がついたんだよね、パッと。
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見た目のノリとしては「これはトイレンズなノリだろう」と思うわけだけど、なかなかどうして味ある写りをしてくれる。まず魚眼というのがいい。たしかこのレンズ、¥8,000くらいだったと思うけど、そんなロープライスでフィッシュアイ体験ができるのである。f値は暗いf/8.0だけど、高感度で手ブレ補正もガンガン効くPEN-Fならまったく問題ない。逆に適度にブレる感じがまたよかったりするのだ。
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まだしっかり使い分けしていないけど、フォーカスも無限遠/パンフォーカス/0.2mと三段階で切り替えもできて、これもなにやらニクイ作り。何よりこれだけコンパクトでPEN-Fに実にしっくり収まって、それでいて写りも軽快なスナップらしいラフな描写、これで何度も言うけど一万円しないレンズは「すこぶる買い」というしかない。まだまだ撮り始めたばかりなんで、その癖をつかむのはこれから。いやあ、楽しみでならないのである。日々の仕事鞄の中にこのコンパクトなスナップシューターが入っていると思うとね。僕はもともとRICOH GR愛好者でもあるんで、その違いなんかもじっくり堪能してみようと考えている。いやあ、究極の「たどり着いた感」があるんだよな、PEN-Fとボディキャップレンズの組み合わせ。