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実は、僕はこれまでデジカメで撮る時はJPEG一辺倒だった。元来、面倒くさがりでレタッチする時間があったらその分一枚でも多く撮りたいという気持ちがあったし、撮った後に現像と言う名の加工を加えるのはどうもしっくりこないところがあって。でも、Twitterの中なんかで写真好きな人はやっぱりデジカメでも「現像」を普通にしていて、僕も食わず嫌いはダメだなあなんてどこか思ってた。
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数日前かな、やっぱりTwitterの中の人の言葉で「じぶんで釣った魚を、じぶんで調理しないのはもったいないじゃないですか」というのを聞いてハッとしたというか、それがすごく腑に落ちたというか、RAW現像の意味をやっと理解できたような気がしたんだよね。ずいぶん遅い気づきだけど笑。
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で、GW10連休の3日目にしてようやく「RAWで撮って、Lightroomで現像しよう」と思い立ち、あいにくの雨の中をRAWセッティングにしたSIGMA dp3 Quattroと少し近所を撮り歩いてみたんだよね。ところがひと通り撮り終えて帰宅し、契約したLightroomにRAWデータを読み込もうと何度か試すんだけど、どうも上手くいかない。んー、と悩みつつグーグル先生に聞いてみたところ、どうやらFoveonセンサーで撮ったSIGMA機のRAWデータは「X3F」なるもので、普通のデジカメのRAWデータのようにはLightroomに読み込まない仕様だと分かる。で、そこからSIGMA Photo Proというメーカー仕様の現像ソフトに切り替えて現像してみた。ここに載せてあるSIGMAの写真たちは、すべてSIGMA Photo Proで現像したもの。
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あ、ここに載せている写真はすべて現像後のもので、現像前のJPEGの元画像は割愛してある。比較することが目的なら使用前・使用後みたいに元画像があったほうが分かりいいのかもらしれないけど、それはなんだか答えがストレートすぎて夢がないというか、単なる比較レビューになっちゃう。僕は比較したいんじゃなくて、現像という工程に目を向けてみたことを書きたかったので、そこはイマジネーションで僕の普段の写真と比較してほしい笑。
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で、結局カメラをFUJIFILM X-Pro1に持ち替えて、ただたび雨の中をRAWで試し撮りして、こんどは間違いなくLightroomにデータを読み込んで現像することに成功。というか、とても分かりやすいUIで想像以上に簡単に現像までたどり着けた。ただし、今日のところは前出のSIGMA Photo Proも、その後のLightroomも「自動補正」か「白黒変換」という、とてもスタンダードな現像パターン。とても初日からアレコレいじる気力はまだ無かった笑。
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デジカメ写真のレタッチといえば、僕がまずイメージするのは「デジカメの写真をいかにもフィルム調に仕上げた写真たち」の、あの風合い。僕もフィルム好きなんで、あの感じをいつかはやってみたいなと思うけど、あそこまでデジカメっぽくない写真にするレタッチはたぶん相当のもの。あんな風に現像できるようになるには、どれくらいのエネルギーを注いでカスタマイズしていく必要があるのかと考えたら、ちょっと天を仰いだ。今日のところは現像感覚だけ理解するところでやめておこうと笑。あとね、現像はモノクロがおもしろいと思った。Lightroomだとデフォルトの白黒パターンもいくつもあるしね。
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というわけで、なんだか脈絡のない記事だけど、まあ現像初日の気分だけここに記憶に残しておこうというポストなのでそこはご了承を。ひとつ言えるのは、Lightroomの現像は想像したよりうんと簡単でとっつきやすいということ。デジカメの現像未体験の人はぜひ一度経験を。僕もずっと現像し続けるカメラスタイルに転換していくかは、もう少しLightroomを使い込んでから検討してみようと思ってる。仮にJPEG派に戻ったとしても、RAW現像なるもののらことを知っていることはとても意味があることのような気がしているのでね。ところで、どうかな?、いつもの僕の写真と違うかな。
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