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と、そんなことを言うと真剣に写真をやっている人からお叱りを受けるかもしれないけど、僕の場合はシャッターを切る瞬間に歓びとか発散を感じるタイプの人間なんで、時間を気にしなくていい週末はとにかくシャッターを心ゆくまで切りたいのだ。
特に平日に仕事鞄に入れては持ち歩けない少し大ぶりのカメラは、週末にグリップを握るのがほんと楽しみで、ちょっと大袈裟にいえば、「週末になればK-3IIIに触れる。Dfと戯れられる。」なんてことが平日をなんとか頑張り抜ける心の拠り所になっていたりするのだ。ここは共感してくれる人も少なくないんじゃないだろうか笑。
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あと、僕の場合は休日まで人の多い街中には出かけたくないんで、人が少なく自然の多い、まわりにあまり気を使う必要がない場所で元気のいいシャッター音を鳴らしたり、膝小僧をついて写真を撮るなんてことを好むんで、そういう意味でも週末はカメラと共に生き返る貴重な時間なのだ。
たまに車を走らせて遠出もするんだけど、週末の朝は嬉しくてついつい愛犬とカメラとの散歩を2時間とか3時間とか平気でしちゃって、それで疲れ果てて遠出どころではなくなるなんてことも。それくらい、土曜日の朝はうれしい。まあ、これは子供の頃からなんら変わってないか笑。
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大ぶりなカメラといえば、これまではNikonの一眼レフが多かったんだけど、去年はFUJIFILM X-Pro3(まあ、これを大ぶりと捉えるかどうかはあるけど)が加わり、今年はPENTAX K-3 Mark IIIが加わったんで、そのあたりのローテーションもいい気分転換になっている。
あと、この週末のために森谷修さんのモノクロームの本を買ったんで、今週末はその本を眺めながらモノクローム写真をいろいろ試してみたいとも思ってる。考えてみると、所有機材でまだまだ試せていないことも山ほどあって、そういう実験みたいなことをじっくり考えながら写真を撮る意味でも、ストリートで速写すること平日とはちょっと違った時間を楽しみたい。
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本当はロードバイクにも乗りたいし、週末が二日間ではまったく足りないって感じなんだけど、それでも週末にゆっくり流れる時間を謳歌できているのは、間違いなくカメラといるおかげ。僕はかなり歳をとってからカメラに出会ったのだけど、それでも人生にカメラを迎えられて良かったなとほんと思ってる。
だから、若い人にはなるべく年齢が若いうちにカメラのある楽しさと出会ってほしくて、こうしてブログを書いているところがある。カメラの知識や撮影技術があるわけじゃないから、あまりテクニカルなことは書けないんだけど、カメラがあると心が満たされることなら書けるかなと思って。
カメラは、ビギナーでもカメラを持ったその瞬間からシャッターを押せば「世界に一枚しかない、じぶんだけのオリジナルの写真」が撮れる素晴らしい道具。そして、週末はじぶんの内なるクリエイティブな精神と戯れることができる貴重な時間なのだ。