少し前に、APS-C用の中華製MFレンズ TTArtisan 25mm f2 Cによって僕のNikon Z fcが大いに活性化したことブログに書いた。僕の中にあった中華製レンズのイメージを軽やかに裏切ってくれた、いまやお気に入りの一本だ。
そのコンパクトさと金属の質感、ぬるりとした滑らかな使用感は、とても一万円を切る格安レンズとは思えない。開放でF2と十分明るいんでボケも楽しめるし、なによりうれしいのが25cmまで寄れること。実際に使ってみると、実にフレキシブルで満足感が高い。
だんだんとその使い勝手の良さをZ fcだけで楽しんでるのももったいないなと思いはじめ、まったく同じ性能の製品なんだけど、マイクロフォーサーズ用も手に入れてみたのだ。安いから成せる選択である。(このレンズ、その他にも各社のマウントがラインナップされている)
Z fcに装着した時の印象と比べると、より小さなOLYMPUS PEN-Fに装着した感じは少しレンズ部が大きく感じるけど、それでもこれまで使用していたアダプターを介してのフォクトレンダーのレンズたちよりはずっと軽くコンパクト。
フルサイズ換算で約50mmという画角もちょうどいいし、それで25cmまで寄れるならPEN-Fのスナップの自由度は間違いなく上がるだろう。試し撮りはまだなんだけど、Z fcでその使い勝手の良さは実感済みなんで、このPEN-Fでもいいイメージしかない。
僕の場合は街中でのパンフォーカスだけじゃなくて、散歩の時に道端の草花なんかもマクロ的に良く撮るんで、「寄って撮れる」というのはかなり大きい。寄れるレンズだと、その分活躍のシーンも増えるというわけだ。
このレンズをPEN-Fでも気に入ってしまうと、ウルトロンやカラースコパー、ノクトンの出動頻度が減ってしまいそうで、それだけが唯一の心配事ではあるけど笑、常につけっぱなしにしておきたいと思えるレンズなら、それはそれでまた幸福なこと。
ひとまず「寄れる楽しさ」をまずは堪能しながら、いろいろシャッターを切ってみたい。昨夜は、PEN-Fの徹底解剖動画を2時間ほどYouTubeで復習して、今さらながらPEN-Fの活性化も目論んでいるところ。
これまでのPEN-Fの楽しみ方とどんな変化が味わえるのか。撮れる写真のイメージも含めて、続きはまたこのブログで後日報告したいと思う。それにしても今年は、僕の中で中華製レンズのイメージががらりと変わった年になった。来年もそのユニークな試みに大いに期待したいと考えている。
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