RICOH GR

今夜は、僕とRICOH GRの腐れ縁について。

僕の2台目のGR digital III

僕のカメラ遍歴でいえば、最初に手にしたのは初代APS-CのRICOH GRで、当時、所有していたデジタル一眼レフNikon D5300のサブ機として手に入れたんだよね。

過去ブログにもそのへんのことは書いたことがあるんだけど、元々サブカメラとして手にしたのはNikon Coolpix P340なんだけど、起動性の速さと一眼レフ並みのボケのある豊かな写真をコンデジでも撮りたくて、その頃やってたTumblrのフォロワーさんがP340からGRに持ち替えたのを見て「これだ!」と。

以来、ほんと初代GRでは撮りまくって、苦手だった広角も、縦構図も、あと街撮りスナップも、今の僕の写真の原型はこのGRが形成したと言っても過言ではない。

当時はフィルム時代のGRのこともあまり知らなくて、でもどこかその佇まいに歴史みたいなものとか、プロっぽい香りを感じていて、GRで撮るという行為自体がすごくカッコいいなという思いもあった。少しカメラ通の人なんかに「GRで撮ってる」とか話すと、ちょっと通っぽく思われたりしてね。

そういえば、パンパンさんていうのかな、YouTubeのこのGRのヒストリー動画が好きで、けっこういつも観てる。これ、元々はRICOH GRのオフィシャルムービーなのかな、とてもよく出来ているというか、GRユーザーが誇りに思うような世界観がまさに凝縮されてる。

いやあ、たまらないでしょ、この世界観。RICOH GRの開発者たちの、この変えない部分の美学というか意固地なところは、僕はほんとリスペクトしてる。半世紀もの間、世の中がどんどんハイテク化していったら、にんげん誰しも「大胆に変えたくなる」ものなんだよ、わかるでしょお勤めの方々なら。でも、見事なくらい変えていない。ここまで変わらないプロダクトはポルシェ911くらいしか思い浮かばない。

RICOH GR

一時期は、カメラはこの初代GRだけで過ごした時もあってね。それこそ、街撮りスナップから、ふだんの愛犬の散歩まで、とにかく写真という写真はぜんぶGRで撮ってたからね。もう、カラダの一部になるとはこのことでね。ほぼ無意識に操作系を覚えてるんで、そういう意味では、今でも初代GRはもう一度買い戻してみたいなと思う時もある。

RICOH GR III

その後、APS-CのGRはWiFiを搭載したマイナーチェンジモデルのGRIIへとプチ進化してくんだけど、僕は初代GRにほぼ不満は無かったからそこはスルーして、初代GRのまま使い続けた。で、一度修理もして調子はすこぶる良くなったし、壊れるまではその初代GRでいいやと思ってたんだけど、そこにフルモデルチェンジ並みの進化が訪れたんだな。そう、GRIIIの登場だ。

この時は、もう理性とかぶっ飛んで、発売日にカメラ屋でGRIIIを購入したんだよね。あれほど買い替えなくていいやと思ってたのに、なぜ飛びついたかというと、その進化が「以前のGR digital並みに小さくなって出てきた」ということだったんだ。いや、世の中の進化とは、もうどうしようもなく「大きくなること」が当たり前みたいになっていて、僕はずっとそこに疑問を持っていた。いや、進化するなら小さくなろうよ、テクノロジーはさ、ってね。

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実際、手に持ったGRIIIには感動したよ。その他の中の収まり具合は、これぞ究極のスナップシューターと思ったからね。ただね、操作系についてはちょっと不満というか、気持ちよさを感じないじぶんもいた。それほどまでに初代GRの操作ギミックが体に染み付いてたし、なんだかGRIIIの操作感が馴染めないまま、しばらく使い続けていたんだよね。これ、人によって思いは異なるかもだけど、僕の中でGRIIIはなんだか操作が複雑になったんだね。

その頃は、フィルムカメラの影響もあって、コンパクト機でもレンズ交換式ができて、ファインダーもないと駄目だな、みたいな思いもけっこう強くなっていたこともあって、少し使う頻度が落ちていたGRIIIを思い切って手放し、今の僕のコンパクト機であるFUJIFILM X-E3に買い換えたんだ。相当なGRっ子であることを自負してたから、じぶんでもその行動に驚いたんだけど、それはなんとなくだけどその時の判断としては正解だった気がする。

RICOH GR digital II

で、本来ならここで僕のGR人生は終わりなはずだったんだけど、これが腐れ縁の凄さというか、いま僕はGR digitalを3台所有している。GRD2を1台、GRD3を2台だ。昔のGRユーザーの人なら分かると思うけど、このAPS-C以前のGR digitalはCCDセンサーを積んだGRだ。この頃、僕はフィルムカメラの延長線上にあることが色濃いオールドデジカメにハマっていて、Nikonの原色CCD機を好んで使い始めていた。そうやってCCDに魅せられた先に、このGR digitalが待ってたというわけだ。

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もうオールドデジカメと言っていいGR digitalに、CCD機という魅力だけでやられたわけじゃない。そう、サイズだ。まさにGRIIIにやられた時のあのコンパクトさがこのGR digitalにはあるんだ。つまり、僕の中でCCD×コンパクトという2つの要素が重なり合った。まさに最強のGRが手に入ったという感想なのである。そりゃ起動が遅いとか、ピントが合いづらいとか、高感度に弱いとかそういう古さはある。けれど、操作性はシンプルで言うことがない。これぞ、フィルムカメラから脈々と続くGRなんだ。

いやあ、こんなに多くを書くつもりはなかったんだけど、気がついたらかなり書き込んでたな。GRがGR digitalになって僕の手元へ帰ってきて、僕は再びGRとの日々を謳歌している。以前よりもっとラフに、ちょっとスローにCCDな古いGRを楽しんでいる。人生とはわからないものだよなあと。誰が最新のGRIIIからGR digitalへ移行するんだってね笑。じぶんでも笑うんだけど、でもこれが僕とGRが向き合ってきた中でのひとつの結論。

まあ、この先、またGRIIIを手にするかもしれないし、もしかしたらそれはGRIVになるかもしれない。でも、あまりにGR digitalが気に入って、GRD3についてはほぼ未使用に近いGRD3をストックとしてもう一台手に入れてある。当面はこの3台があれば、多少壊れることはあってもGR digitalを使い続けられるなと。それほどまでに形を変えつつも僕を魅了し続けるGRたち。これを腐れ縁と言わず何と言うのだろう。やれやれである。

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