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僕の場合はスナップ好きなので、小さなカメラに同じく小さな単焦点レンズをつけて撮ることが多いけど、カメラをデジタル一眼レフで撮り始めた頃はけっこう望遠ズームで撮ってたんだよね。そんなことを思い出しながら、久しぶりに僕の元へ帰ってきたNikon D750と、その呼び水となった80-200/2.8Dとで、土曜日の朝、少し撮り歩いてきた。
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なぜ、僕がD750を再び買い戻すことになったかは、上の記事を読んでもらうとして、久しぶりの望遠ズームとの散歩、いやあ楽しかったし癒されたなあ。やはり、望遠ズームというのは、肉眼とも標準単焦点レンズとも違う、新鮮な目線や画角を感じとることができる。僕にとってはズームレンズとは便利さよりも、そうしたズームじゃないと体感できない目線ということのほうが魅力にうつる。
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そして、このAi AF 80-200/2.8D Newの立体感のある豊潤な写りがやはり気持ちいい。フィルム時代のレンズだけど、そこはやはり大三元レンズのひとつだけあって、明らかに作りが別格だなと感じさせてくれる艶がある。望遠ズームはAF-S 70-300 VRも持ってるけど、そこはまったくといっていいほど、イイモノ感が違う。
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やはりf2.8通しのズームの贅沢さはダテじゃないのだ。このDレンズは手ぶれ補正もついていないけど、感度をあげて撮れるデジタル一眼レフ機なら、ほぼなんら問題もない。それでいて、値段は今なら驚くほど安く手に入れることができるんで、フィルムとデジタルで併用して使える望遠ズームが欲しいという人には、とてもおすすめだ。
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あと、久しぶりのD750だけど、いやあ、やっぱり素晴らしくいいカメラだったな。大ぶりな望遠ズーム用に、軽量で持ちやすいフルサイズ機が欲しいと思って再購入したんだけど、想像通り正解だった。深いグリップは、D750を持つ最大の理由になる。それくらい、このカメラは握りやすく持ちやすい。重さや大きさを忘れさせてくれるレベルにあるというと言い過ぎだろうか。僕にはそれほど、この持ちやすさが魅力だ。
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贅沢なレンズ構成のレンズは、当然大きく重くなる。そんなレンズを気持ち的にも物理的にも持ち出しやすくしてくれる「軽く握りやすいボディ」というのは、相性として実に重要だ。D750はNikonの一眼レフの中でも異例のロングセラーモデルで、その実力はD780が出た今でもまったく過不足なく使えるレベルで、高感度性能も言うことない。Nikon Dfを愛機で使っている僕のような撮り方の人間なら、望遠ズーム用ボディとしてはベストチョイスかもしれない。
ちなみに以前所有していた時は使用したことがなかった機能なんだけど、このD750はクロップ撮影で1.2倍、1.5倍まで画角を拡大して撮ることもできるんで、APS-C感覚で望遠撮影を楽しむこともできる。さすがにD500には敵わないけど、趣味で野鳥を撮る人なんかにも使い勝手のいいフルサイズ機ではないだろうか。なんにせよ、街撮りスナップがなかなかしづらい今、望遠ズームと軽量フルサイズ機で撮り歩こうと考えた僕の週末は、なかなか幸福なものになりそうで、いま少しワクワクしている。