Nikon D750

なぜ、いまさらNikon D750を買い戻したのか、というお話。

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Nikon D750

「いまさら」と書いたのには、2つの理由がある。1つは、このカメラは登場から7年にもなる前機種で、しかも今どきのミラーレス機ではなく一眼レフ機であること。2つめは、実は僕は過去にD750を使っていて、その後一度は手放した機種であること、という意味において「なぜ、いまさら?」というくだりになるわけである。

発端は、D750が欲しいと思ったんじゃなくて、所有している一本の望遠ズームレンズの存在だった。

というのも、いまはコロナ禍の影響もあってなかなか街撮りスナップがしづらい。だったら週末にじっくり写真を撮る(スナップのように速写ではなく)時間を充実させたいと考え、真っ先に頭に思い浮かんだのがAi AF Nikkor 80-200mm f2.8D Newで撮ることだったんだよね。

Nikon F6, Ai AF 80-200/2.8D New

このレンズはもともとフィルム時代のレンズなんでNikon F6用に購入したんだけど、デジタルで撮りたい時はAPS-CのCCD機D200かフルサイズ機Dfに装着して楽しんでいた。そういう意味ではボディも特に買い足す必要は無かったんだけど、これから梅雨時だし、できれば大ぶりな望遠ズームでも苦にならない、グリップが持ちやすい軽量なフルサイズデジタル機が欲しいと考えたんだよね。そこで、たどり着いたのが、僕の中で強烈に「とにかくグリップが持ちやすい」という記憶のあったD750だった。

実際に手に持ったことのある人なら分かると思うけど、D750のグリップ部はたっぷりと奥行きがあって(つまりボディの厚みが薄くコンパクトになり)、それまでのフルサイズ一眼レフ機と比べると圧倒的にグリップが握りやすい。カメラにしっかりと指が引っ掛けられるおかげで、重さや大きさを感じることなく軽快にとり回せる。つまり、望遠ズームのDレンズにこそ合わせたい、理想的な一眼レフ機だと思ったんだよね。

Nikon Df, Ai AF 80-200/2.8D New

久しぶりに再会したD750をお店で触ってみて、その相性の良さを再確認した。「そうそう!この握りやすさだよ!」と。以前使っていた機種だから機能的なことは理解してるんで、とにかく望遠ズームをつけた時の持ちやすさだけ頭にイメージを思い浮かべながら、D750の必要性を何度も考えてみた。で、結論としては、やはりDfより圧倒的にD750のほうが大ぶりなレンズを振り回しやすいと思い至ったのである。

まあ、Dfはそもそも望遠ズームというよりはコンパクトな単焦点レンズで楽しむボディだから、申し訳ない程度の出っ張りしかない浅いグリップで80-200/2.8Dを振り回すには少々手が疲れる笑。そこはやっぱり大三元レンズを想定したD三桁機の、しかも最も軽量コンパクトなD750が圧倒的に使いやすいんだよね。

Nikon D750, Ai AF 50/1.8D

実際に80-200/2.8Dを装着するのは週末の楽しみとして、まずは50mm単焦点のDレンズをつけて少しだけ撮ってみた。久しぶりに聴く「乾いたシャッター音」が懐かしい。僕が買い戻した中古のD750は美品ランクで、シャッター回数を調べたところ1900枚しか撮られておらず、見た目も動かした質感もまったく古びた感じがしないこともあって、まさにD750を初めて購入して使い始めた頃のことを思い出した。

週末は、Nikon D750とLevi's501を身につけて。 僕のカメラ人生は奇数だ。最初に手にしたのがNikon D5300、そしていま使っているのがD750。別に機種名で選んできたわけじ...

ひとつ心配することがあるとすれば、それはあまりにも優秀なカメラなんで、なんでもカメラ任せにしてしまって堕落した撮影生活になってしまわないか?ということだけだ笑。その点だけ気をつけて、Ai AF 80-200/2.8D Newとの共演をじっくり楽しんでみたい。

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