ブログ「記憶カメラ」のX(旧Twitter)アカウントを見てくれている人はお分かりのように、この週末の二日間は外付けファインダーGV-2のついたGRとGRDで濃密に過ごしていた。
試し撮りといってもカメラやレンズが変わるわけじゃないんで物理的には変化はないわけだけど、ファインダーがついたことで俄然GRの撮影体験の濃さが倍増したのだ。いや、倍どころか三倍も数倍もGRの能力が増したと言っていい。
どんな風に撮影体験が濃く感じたのかは昨日のブログをのぞいてもらうとして、とにかくコンデジという感覚から「写真機」という感覚に変化するということ。それがクラシックな写真機好きの僕にはグサリと刺さったということだ。
GRの魅力はなんといってもそのコンパクトで、ポケットに入れてガンガンと持ち出すことを考えると、突起物となる外付けファインダーは無いほうがいい…僕もずっとそう考えていたが、いざ「ファインダーのあるGR」を手に入れるとその考えはがらりと変わる。
光学ファインダーを「後付け」している姿がむしろ改造感があってカッコいいと思うのは、男子の皆さんならなんとなく分かるはず笑。そして、ひとたびこのまぶしいくらいクリアで美しいファインダーをのぞくと、やはりファインダーをのぞいて撮ることの「らしさ」を実感する。
お値段はちょっと張るが、28mmのGRなら旧製品から今後出てくる新製品にもすべて使えるから、そう考えるとむしろ割安かもしれない。GRを新しく買い替えたくらいの変わり感というか新鮮さが味わえるんで、僕的にはこの二日間でもう元は取れたと思えるくらい満足感があった笑。
できればGRに付けっぱなしにしたいんで、いまの純正の革ケースには収まらないことを考えると、ちょっと大きめのソフトケースを調達しようかと考えている。ファインダーをつけたまま鞄の中に入れても安心なタイプのケースということで。
購入する時はそのちょっと高価な値段に実感罪悪感があったが、GRを新調したと思えば安いものである。それもフィルム機のGR1を彷彿させるような時空を超えたGRを手に入れるような歓び。
もし僕と同じような嗜好の人なら、まず間違いなくこの「ファインダーのあるGR」にやられることだろう。そして、思わず想像するのである。もし今後GRがファインダーを内蔵するとするなら、それは絶対光学ファインダーであってほしいと。
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