オールドレンズ用のAPS-Cボディに、FUJIFILM X-E3 ブラックボディを。
僕の過去のカメラ歴を知ってる人からは「え、また?」と言われそうだけど、X-E2を手放してから数ヶ月、僕の手元に再びX-E3となってFUJI機が帰ってきた。購入したのはボディだけ。そう、コイツには手持ちのオールドレンズたちを装着しようと考えている。
いや、これも僕のカメラ歴をご存知の人からは「オールドレンズが装着できるミラーレスなら、Nikon Z6を持ってるじゃないか」と言われそうだけど、ここは敢えてAPS-C機が欲しかったんだ。焦点距離1.5倍となるコンパクトなボディをね。
断捨離後のリバウンドでなかなか先立つものも無かったんで、思い切ってRICOH GRIIIを下取りに出すことにした。これも「え、GR手放すの?」と言われそうだけど笑、たしかに僕にとってGRとは初代GRからカメラのイロハを教えてくれた思い入れの激しいカメラなんで、余裕があれば残しておいていいんだけど、僕はある意味思い切ることにした。
というのも、以前の初代GRほどGRIIIを使い倒せていない僕がいた。それはそう、フィルムカメラがベースの今の僕にとって「ファインダーがあること」と「レンズ交換式であること」はかなり重要な要素になっていて、数ヶ月前の断捨離後、ファインダーの無い所有カメラはこのGRIIIだけになっていた。
もちろん、そのコンパクトさゆえにランニングなんかには持ち出していたんだけど、スナップシューターとして街へ持ち出す頻度は自然と減っていたんだと思う。そこはほぼ100%、ライカのカメラたちになっていたんだよね、今の僕は。
とはいえ、ライカのボディにはライカのオールドレンズを装着してるんで、その他のフィルムカメラ用のオールドレンズを街撮りスナップで楽しむボディをどこか心の中で欲してたんだ。フルサイズミラーレスのZ6を街に持ち出す勇気は僕には無いからね笑。
あとは、APS-C機が欲しかった。先日、ヤシコンPlanar 1.4/50を手に入れたんだけど、これをフルサイズのZ6だけじゃなくて、焦点距離1.5倍の中望遠域で使いたいと考えた。その他の手持ちのオールドレンズたち、ズイコーやロッコールも50mm前後だから、オールドレンズ全般のためのいわゆるオールドレンズ母艦機の「APS-C機版」であり「コンパクトでブラックなスナップ機版」ということになるかな。
RICOH GRIIIの下取り金額がかなり高かったから、X-E3は新品でもボディだけなら五年保証や予備電池、モニター用フィルムをつけてもわずかな追い金で済ませることができた。人気のGRIIIのおかげだし、初代から長年寄り添ってくれたGRが僕の次の歩みを後押ししてくれたようにも思えた。カメラとの別れは、新しい出会いの始まりでもあるんだなと、あらためて。
ひとまずは、いまLeica M-P typ240につけているColor-Skopar 35/2.5 C-typeをつけようかなと(その後、帰宅してレンズを装着したので、ブログの写真もレンズ装着後のものへ変更)。ミニマリズムがテーマのコンパクトなボディには、やはりコンパクトでシンプルなカラスコをつけてやりたい。というか、このカラスコを活かすボディとしてX-E3が気になったということもあるしね。
以前所有していたX-E2はフィルムシミュレーションの「ACROS」が使えなかったけど、今度のX-E3はそこもいける。それもまたX-E3を手にしようと考えた動機のひとつ。あとラッキーだったのは、オマケで純正カメラケースが付いてきたこと。ふだんはケースはつけない派なんだけど、せっかくだから一度は装着してみたいと思う。
さて、これで手にしたいボディやレンズはひと通り揃った。あとは撮るだけ。撮る秋にしよう、ひたすら。