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縦構図の写真自体は特に珍しいものじゃない。スマホカメラで普通に撮る写真たちは基本、縦構図だからね。けれど、本格的カメラで撮る縦構図の写真は、スマホカメラの縦構図のそれとはちょっと異なる。そこにはあえて「カメラを傾けて撮る」というワンアクションの意思が加わるから。
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ワンアクション加わるといっても、よいしょと構え直すようなひと手間ではなく、無意識で自然だ。頭の中で無条件反射のように「ここは縦構図で」と判断する感じが僕は好きだ。
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考えてみると、一眼レフを手に入れて写真を撮り始めた頃は、横構図で撮ることが自然だった。ファインダーをのぞくと横構図の光景が見えて、そのままシャッターを切るとおのずと横構図になるからね。
写真とは横構図、ということを疑うことも特になく、横構図の写真らしさを楽しんでいた気がする。スマホカメラで撮る構図と異なることが新鮮というのもあったのかもしれない。
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でも、ずっと写真を撮り続けてると、特になにげない風景なんかをスナップしてると、この星は縦に構成されていることにふと気づくんだ。大地があって、そこから空へと伸びる建物や草木の織りなす構成に。
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その大地も空も、その途中の物体も、すべてが折り重なった光景の妙を撮ろうと思うと、自然とカメラを縦に構えることが増える。つまり、僕の中の本能みたいなものが、無意識に縦に構えさせてると思うんだ。心地よさという意味でもね。
文章で書くとそういうことなんだけど、それが無意識のうちに行われていることが良いんだと思う。
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縦構図、レンズはなんでもかまわないけど、広角系のほうがダイナミックかもしれない。それこそ、大地から空まで一瞬のうちに収まるからね。スマホカメラも広角なわけだけど、同じようで異なるこの感覚が不思議でもあるんだけどね。
さて、明日は日曜日。少し早起きして、大地からのぞく朝陽とグラデーションして伸びる高い空を縦構図で撮ってみるのはどうだろう。そして、この星の構成みたいなものにふと思いを馳せる。なかなか素敵な日曜日になるんじゃないだろうか。
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