Nikon Df

どう見てもカッコいいだろう、Nikon Df。

Nikon Df, Zoom Nikkor 43-86mm f3.5

完全に自己満足の世界だけど、やっぱりNikon Dfは沁みるというか、つまりカッコいいわけです。アダプターなしで往年のニッコールレンズがこれだけ様になるデジカメは、後にも先にもNikon Dfだけ。今となっては貴重なモデルなのである。

登場したのは2013年の秋だから、来年で10年が経過した旧製品だけど、フィルムカメラのように写真機として使うなら、いまだにストレスは微塵も感じない。

むしろ現在のミラーレス機たちと差別化できて、あえてDfで撮ることに価値が生まれてきていると言えよう。

それだけに、いまだに根強いファンは多い。なかなか手放さない人が多いようで、中古市場でもそれほど見かけることはなく、その意味では中古価格も年数の割には落ちていない気がする。

これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれの価値の置き方次第だけど、希少性と実用性の両面から見ても、僕はなかなか魅力のカメラなんじゃないかと思う。

センサーは当時のフラッグシップ機のNikon D4と同じものが採用されていて、高感度性能もいまだに十分。相当こだわったであろうシャッターフィールも、フィルム時代からNikon機を愛する人たちが満足するレベルに仕上げられており、ある意味オーバークオリティの一台と言える。

そうやって思い入れを抱けるカメラで撮ると、どこかモチベーションも上がって、一枚一枚の写真に深みが感じられたりするから、やはりカメラは感情移入できるかどうかは侮れない。Dfユーザーの多くは、撮る心構えのような面でも高い満足度を感じていることだろう。

本格的なフルサイズミラーレス時代を迎えて、一眼レフ機は過去のものになりつつあるが、光学ファインダーをのぞいてアナログ的に撮る所作や撮影体験は、むしろ趣味性が感じられて、ここに来てDfの味わいをさらに高めているようにも思う。

古いんじゃなくて、味わいが濃いと言える一台、Nikon Df。開発当時に10年後の姿をどこまでイメージしていたかは分からないけど、見た目同様、いい感じにヴィンテージ感が出てきた。

週末くらい、デジタル時代の喧騒から少し距離を置いて、じっくりゆっくり写真を紡ぎ出したい人にとっては、最良の一台と言えるのではないか。まさに時代が追いついてきたスローなカメラ。変わらない良さというものをはっきりと認識できる歓びがNikon Dfには宿っているのである。

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