近ごろ、少し古いデジタルの一眼レフにハマっていて、CCD機のPENTAX K10DやFoveon機のSIGMA SD15を手に入れて、やれ描写がどこかノスタルジックだとか、やれ思い通りに撮れない感じがたまらんとか、ひとり悦に入って楽しんでいる笑。
そんな僕の様子を写真の神様は知ってか知らずか、立ち寄った馴染みの中古カメラ店のショーケースにSONY α100がひっそりと並んでいたんで、ひっそりと購入することにした。
SONYの一眼レフは、ちょっと気になっているということを少し前にツイートしたんだけど、僕が手に入れたのはSONYのカメラの第一号であるα100になったというわけだ。驚くような安さで売られていることもあるが、開発陣のコンセプトが濃密に注がれた初代機好きの僕としては、いずれは手にする運命だったのではと思う。
気になる人は、オールドデジカメのYouTube動画でお馴染みのオーゼキコーキさんが動画で取り上げていたので、そちらもぜひご覧ください。
SONY機に関しては、フルサイズミラーレスの初代機であるα7Rしか使ったことがないんで、このα100も詳しいことは分かっていない。分かってることがあるとすれば、KONICA MINOLTAからカメラ事業を譲り受けたSONYのまさに初代機のカメラであるということ。そしてCCDセンサー機であるということくらいだ。
まだ試し撮りもしていないんで、本当にこのカメラのことは未知数なんだけど、そんな僕にも伝わってくることがあるとするならば、それはやはりMINOLTA機の香りがプンプンするというということ。ペンタ部のあたりの造形のせいかな、やたらとその血統みたいなものに惹かれるのである。
僕の手元にあるMINOLTA機はフィルム機ばかりで、SRT101、X-700、α-7の3台を所有している。どれもその独特の男臭さに魅了されてるんだけど、このα100もどこかしらその雰囲気を感じる。
それはフルサイズミラーレス初代機のα7Rにも感じていることで、僕の中でSONY機とはMINOLTA機の面影を追いかけているのかもしれない。
ボディは綺麗なα100なんだけど、バッテリーがへたっているようで、満充電してもバッテリー残量がすぐ下がるんで、こればかりは2006年もので年数的に致し方ないと純正の新品バッテリーを注文した。バッテリーの方がボディの値段より高かったのは、ちょっと誤算だったけど笑。
レンズは僕がふだんMINOLTA α-7につけて使っているMINOLTA AF 50mm f1.4をそのまま装着して使えるんで、これもフィルムとデジタルとの描写の違いなんかを確かめられるのに惹かれた点だ。
新しいバッテリーが届くまでは満足に試し撮りはできないかもだけど、そこはまあ、眺めているだけでもご飯三杯くらいはいけそうな艶かしいフォルムなんで、慌てず騒がず、ゆっくりじっくり付き合っていきたいと思う。
それにしても、2006年発売の機種とはいえ、SONY初の記念すべきCCDの初代機が数千円で手に入れられたりするのだから、驚きだし、カメラ史に残る製品として体験しておいて損はないのではないだろうか。
いやあ、とりあえず試し撮りが楽しみすぎる。写真というのは撮った瞬間から思い出としてノスタルジックなものになっていくという思いが僕にはあって、その意味ではカメラもノスタルジックさが良く似合う。
そんな時空を超えた描写を楽しめるのも古いカメラの魅力。レンズも含めてあの頃のMINOLTAらしさもジワジワと感じとってみたい。
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