OLYMPUS PEN S

フィルムが高価なら、ハーフサイズカメラがあるじゃないか。

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OLYMPUS PEN S, Kodak ColorPlus 200

いろいろあって72枚すべては撮れていなかったPEN Sの現像だけど、半分くらいは撮れていて、なぜか今回はキタムラのデータ化が2枚1コマではなくて一枚ずつスキャンしてくれていたんで、きょうは一枚写真で作例を載せてみた。

いやあ、どうだろう、素晴らしい写りじゃないだろうか。僕の写真の腕前は置いておくとして、PEN Sの描写力はなかなかのものと言っていいと思う。たしか絞り値はF8だったと思うけど、絞ってらとはいえ、これだけ綿密に光景をとらえてくれるなら、フィルムカメラはこれ一台でいいんじゃないかとさえ思う。

だって、フィルム代も現像代も今はなかなか高価で、ひと昔前のように気軽にはフィルムを消費できないなか、2倍の数の写真を撮ることができるハーフサイズカメラは、まさにコストパフォーマンスに優れたカメラといえるし、そのコンパクトさは持ち運びだって容易だ。

OLYMPUS PEN S

かつてオリンパス社が「誰もが低コストでフィルム写真を楽しめる」というコンセプトのもと開発したハーフサイズカメラは、いま再び脚光をあびる時代を迎えているとも言える。あとはフルサイズと比べて写りがどうかということなんだけど、これだけ写れば趣味として思い出を残すカメラとしては十分だと思うんだよね。

あと、なんといってもズイコーというレンズが素晴らしいんだろうね。僕はOM-1NでG.Zuiko 50/1.4も使ってるし、デジタルでもPEN-FにM.Zuiko 12/2をつけて使っているけど、とにかくレンズが素晴らしいという印象が強い。まさに瑞光という名にふさわしい光のすくい取り方をしてくれて、なにやらじぶんの腕があがったのでは?と勘違いする。

そんなズイコーが最初から一体型で装着されているハーフサイズPENシリーズは、悪いわけがない。いまからフィルムカメラを始めようかなと考えてる人にも、胸を張っておすすめできるお宝カメラと言ってもいいだろう。PEN Sでマニュアル撮影を楽しむも良し、PEN EE系シリーズでほぼオート撮影を楽しむも良し。どっちにしても、ズイコーとPENの想像を超える写りに驚くに違いない。

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