
「いまだけじゃなくて、ずっとおもしろいぞ」と言われそうだけど、そう、いまは特にPENTAXのカメラがおもしろいんじゃないかと個人的には感じている。
そもそも予兆はあった。そう、モノクロ専用モデルのPENTAX K-3 Mark III Monochromeが発表されたあたりからじゃないだろうか。
それまでライカしか選択肢がなかったモノクロ専用モデルを、国内メーカーのレフ機でも選べるようになった。正直、あの発表の時は「おっと、ペンタックスそう来たか」とちょっと驚いたものだ。

その後だったかな。そう、これがさらに驚きに拍車をかけた「フィルムカメラプロジェクト」の始動である。えええ?この令和の時代にフィルムカメラを新開発して売り出すの???と…。

誰もが半信半疑というか、さすがにニッチすぎるだろうなんて声をよそに、プロジェクトは水面下でしっかり進行され、なんと来週、本当にあのPENTAX 17が販売されるのである。
そのとんでもなさは、きょう見かけた以下の記事でぜひともチェックしておいてほしい。
いやいや、そんなことよりデジカメの開発に力を注いでよという声もあるだろうけど、それだって実は無いわけじゃない。僕も購入したけど、OEMとはいえなかなかクールな防水コンデジWG-1000を発表し、これがなかなか売れておるのである。

しかもPENTAX 17の発売日と同じ日には、その兄貴分ともいえる本格防水コンデジWG-8も販売されるとのアナウンスが。なかなかどうして、ペンタックスなりに全力疾走のようなサマーロードなのだ。
コンデジ販売の流れをみると、僕なんかはひそかにミラーレス機のこともペンタックスは忘れていないんじゃないか、とちょっと妄想したりする。それこそ、RICOH GR4の開発と並行して、ペンタックスブランドのミラーレス機も可能性を探ってるんじゃないかと…いや、なんでもない。
まあ、とにかく、ペンタックスはペンタックスなりに快走しておる。それは明らかに他所のメーカーとは違う目線と走り方で。いいんじゃないだろうか。同じようなメーカーと同じようなカメラが乱立しても、それもまたおもしろみに欠ける。

僕がペンタックスのカメラに惹かれるのも、ペンタックスがピュアすぎるくらい「写真を撮る楽しみ」にまっすぐなカメラメーカーだから。開発体制や販売体制的に無理はしてほしくないが、情熱は燃えたぎらせ続けてほしい。
そんなことを妄想しながら、この夏もペンタックスのカメラと僕は快走するのだ。無我夢中で撮るのが楽しい!という、あの独特な熱量を感じながら!
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