Leica M3

最近は「ご近所フィルム」を抑制できている。

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Leica M3, Summicron 50/2 1st

ちょっと貧乏くさく聞こえるかもしれないけど、僕的には賢明な策であってね。カメラはあいかわらず毎日触ったり持ち出したりしてるんだけど、それはほとんど家の近所を散歩するのに持ち出してる程度でね。で、家の近所なわけだから、毎日特に光景に劇的な変化があるわけでもないから、フィルムで撮るのはやっぱりもったいないのである。あ、あくまで僕的には、ということだけどね。

思えばNikon FEを手に入れてフィルム撮影を始めた頃は、デジカメはGRしか持っていなかったこともあって、フィルムをつめて家の近所でめったやたらにシャッター切ってた。とにかくフィルムカメラの撮影フィールが気持ち良かったのと、一日も早くフィルム撮影に慣れたい気持ちもあって、そうだな、毎週、週明けの月曜日の現像にはフィルム5本〜10本は出してたからね。現像代もバカにならなかったけど、幸いまだフィルム価格が安かったから、まあバンバン撮ってた笑。

けれど、今じゃフィルム価格もちょっと精神的に放っておかないレベルまで高騰してるし、フィルムカメラのおかげでその後クラシカルなデジカメをマニュアルで撮る趣味も増えたんで、最近はデジカメで撮ることのほうが多くなったと思う。街撮りスナップできる環境ならね、バルナックやM3、Rollei35やKonica C35でフィルムスナップもそこそこすすむんだけど、コロナで家族や職場に迷惑かけたくないから、今は街撮りスナップはほぼ封印して、人っけのない家の近所中心でカメラを楽しんでる。

Leica M3, Summicron 50/2 1st

まあ、寂しくないかと言われれば寂しいけど、ジワジワとフィルムが高価なものへと変化していることと足並みを揃えるかのように、僕のカメラとの向き合い方も徐々に変化しているのかもしれない。とはいえ、フィルムとフィルムカメラは僕の中では最高の精神安定剤だから、ここぞという朝夕の光を見つけたら、フィルムを詰めてイマジネーションのフィルム撮影の世界へ飛び出してしまうと思う。そうやって、デジカメライフの中にスパイスのようにフィルムを織り混ぜる、それがいまの僕のベストバランスかな。