digital PEN-F

カメラと寄り道しよう。

Olympus PEN-F, M.Zuiko digital 12/2

一日それなりに仕事すると一応疲れてるからね、まっすぐ家に帰ればいいわけだけど、それだとちょっと何かが足りない気がする。少し風にあたる時間というか、じぶんを少しだけクリエイティブなひとときへと連れ出す何かが人生には必要だと思うんだ。

何もむずかしい話じゃない。カメラがひとつあればいいんだ。いつもの最短距離の帰り道から少しだけ遠回りして帰ろうと思える、軽く小ぶりなカメラがいい。フィルムでもデジタルでもいいけど、頭の中を空っぽにして楽に撮り歩くならデジタルのほうがいいかもしれない。まあでも、お気に入りのカメラなら何だっていい。街の風景と対峙することが大事だからね。

特別なシチュエーションはいらない。ただ、角を曲がって目の前に現れる街の普通の日常を撮るんだ。まばたきするように撮るだけ。いいと思える写真が撮れるに越したことはないけど、この場合は街の空気と同化する感覚が大事というか、そこに居合わせてシャッターを切ることが大事。それで少し僕は解放されたような気分になれる。街に浸かる感じとでも言えばいいだろうか。

考えてみると、人生は無駄と思える時間のほうが不思議と心地よさを提供してくれる。他の人からすると、それに何の意味があるんですか?とか言われそうな、もうその人にしか分からないような、少しだけニヤリとできる時間。僕にとってカメラで街を撮る時間は、そんな風にとても小さな時間だけど、また明日を走り抜けられる大きな時間でもある。寄り道をしよう。誰からも賞賛されないような、無駄で非効率で独りよがりなちょっとした寄り道をしよう。カメラと。

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