写真とは

この時代にオートで撮らないというカメラの楽しみ方。

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PENTAX K-1 Mark II

別にこのカメラが「オートで撮れないカメラ」というわけじゃない。そう、世の中のたいていのカメラには「マニュアルモード」があって、じぶんで絞り値やシャッタースピード、感度を設定して撮ることができる。

その「マニュアルモードで撮る楽しさ」みたいなことは過去にも何度か書いてきたのだけど、なぜいま、またそんなことを書いているかというと、昨夜(深夜というか早朝かな笑)YouTubeの〈2B Channel〉で以下の動画を久しぶりに見たからだ。

カメラビギナーの方と最初に試し撮りに行く際に、写真家の渡部さとるさんがまず手ほどきしたのが「ひとつの露出で撮ってみる」という体験。これは僕も新鮮で、以前見た時から強く印象に残っていて、久しぶりにその動画を見直したのだ。

この撮影シーンでもその時に撮った作例が出てくるのでとても興味深いけど、もう一本別(以下)の動画で、その詳しい解説をされているので、そちらも引き続き見てもらえるといいと思う。(ビギナーの人にも分かりやすく露出のことをレクチャーした動画です)

機械式のフィルムカメラで撮っていた時は当たり前の所作で、もう無意識に露出を常に考えながら撮っていたと思うけど、デジカメになるとついつい絞り優先モードなどオート撮影に頼ってしまう。便利なんだけど、あまりにカメラが優秀すぎて、ちょっと撮れる写真がおりこう?すぎたりするわけです。

誤解のないようにお伝えしておくと、この後出てくる渡部さとるさんの「決め露出」は、むしろ露出は正確にとらえられるようになる。しかも、誰でも、世界中のどこででも。僕はスマホのメモ帳に記していて、いつでも確認できるようにしている。(あまり長くマニュアル撮影しないと記憶があやふやになるので笑)

というわけで、次は渡部さとるさんが言われるところの「フェルメールライン」という露出の話です。これもとても興味深い。

部屋撮りや物撮りをする人は、それぞれじぶんの「決め露出」みたいなものを持っていると思うのだけど、渡部さとるさんの露出の組み合わせは感度400を基準にされているので、それこそフィルムで撮る時にも同じやり方で踏襲できるのがいいな、と個人的に感じている。

そして、最後の動画がひと通りの決め露出パターンをすべて渡部さとるさんが紹介してくれているもの。本当にこのパターンだけでもぐんと撮影の心持ちが変わるし、何度も試していると露出の構造が頭の中で復習されていくのが分かる。そうすれば、そこから何段かずらしたりと、じぶんらしい露出パターンがまた生まれたりする。

どうだっただろうか。いやあ、露出の話ってやっぱりおもしろい。意図して適正露出を見つけていくのも楽しいし、意図せず露出がちょっとずれることでユニークな表現になったりする。写真を始める時に機械式カメラで露出を学んだほうがいいというのは、そういう写真を写し出す仕組みを知るという意味で大切な一歩だと。

深夜とか早朝にこれらの動画を再度視聴したもんだから、今朝の僕はマニュアルモードで散歩カメラしていたわけです笑。そう、いちばん上の写真のPENTAX K-1 Mark IIにフィルム時代のFA Limitedレンズをつけて。

もうほんと、2B Channelは素晴らしい動画チャンネルです。写真家である渡部さとるさんが、まさに無償提供で写真や撮影に関するありとあらゆるテーマを毎回取りあげてくれて、僕らアマチュア写真愛好家には写真家さんの考え方も垣間見ることができる貴重な場でもある。

かなり頻度高く動画を更新してくれるので、日々、写真教室に通って楽しく経験談や今後の写真のあり方なんかを日々アップデートできる。ぜひチャンネル登録されてみてください。というわけできょうは、2B Channelで刺激をもらった露出のお話でした。

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