NikonとNIKKOR

ファインダーの中は私的遊び場。

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今の世の中は昔と比べてずいぶん個性や多様性の許される世界になったみたいに言うけど、いやいやコンプライアンス社会じゃないけど、いろんな監視の目みたいなものが増えたなあとも思っていて。意外と他人の声なんかを気にせずに行動したりすることって難しかったりするよなあと思ったり。

そんな今の世の中で、このファインダーの中で一人遊びする感覚はいいんだよなあ。立ち止まる場所も、切り取る構図も、ぜんぶじぶんの思いのまま。誰から何か言われることなんか1ミリも気にすることなく、いい意味で独りよがりの時間を楽しめるんだよね、カメラは。

意外と今こういう時間やシーンってないんじゃないかな。一人で没頭できる遊びは無くはないけど、カメラがいいのはファインダーの中という、ちょっと隠れ家みたいな空間の中で遊べることなんだよね。地面に膝小僧つけて、ジーンズを汚して、息をとめてシャッターの音を聞きながら記憶を確かめる、そんな行為。なんだか近頃、いい一人遊びしてないなあという人にはおすすめだなあ、カメラ。もう一つの視界が開けるよ、ほんとうに。ちょっと呑んで、ちょっと寄って、ちょっと本音など。

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