「レンズは開放で楽しもう」—-、そんなことを言うと写真やカメラをちゃんとやってる人からはお叱りを受けそうだが。
でも、あのライカ社だって自社のレンズは開放から描写が破綻などしないように作ってあるんで、ぜひ開放で各レンズの味を楽しんでほしい—-と何かの記事で見たことがある。
レンズの特性上、何段か絞ると描写が引き締まるというが、逆にいえば絞れば絞るほど他のレンズとの差異は見つけづらくなる。そのレンズらしい個性は、やっぱり開放がいちばん色濃いわけだ。
僕なんかはアマチュア写真愛好家で、日々カメラやレンズを交換しては、そのカメラやレンズの違いを探求したり楽しんでる人間なんで、各レンズの差異なんかはマックスな状態のほうが好ましい笑。
そもそも、スマホカメラでは撮れないようなボケの豊かな写真が撮りたくて一眼レフを手にした人間なんで、レンズの開放のボケはイコール、写真人生の証のようなものである。
まあ、絞らないとまともに撮れないシチュエーションは素直に絞るけど、開放付近で撮れるならなるべくそれで撮るというのが気分の発散でもある。
数年前に「ボケ(Bokeh)の写真表現は日本ならではの文化」みたいな記事を書いたけど、近ごろは海外の撮り手たちもボケのある表現をけっこうしてるんじゃないかと、インスタとかスレッズを見て感じたりしている。
ボケを楽しむ視点に立つと、写真はどこでも楽しめるというのもある。なにもパンフォーカスの広い絵が様になる場所に行かなくても、身の回りの小さな世界に目を向けてポートレートのように自然や物撮りを楽しんだり。
まあ、ボケが目的ではないけど、ボケはいつも友達といったところだろうか。あまりいい加減なことを言うと怒られそうなので、きょうのところはこのへんまでということで笑。
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