修理が完了したと連絡をもらっていたんで、距離計の縦ズレが直ったライカM3を引き取ってきた。
いやあ、やはりレンジファインダーは距離計がピタッと合ったほうが気持ちいい。お店で確認して、あらためてそう思った。
というのも、いわゆる二重像の縦ズレは写真のピントそのものには影響が無いらしく、ズレを気にしなければ直さずそのまま使うこともできるといえば、できる。
少し調べると前面の隠しネジの調整で、個人でも直せないことは無いような記述をネットで見かけたりもしたのだけど、手先が鈍臭い僕なのでいつもの通りお店に相談することにした。
だいたいの修理金額を調べてもらったところ、修理代もそれほど高くなかったんで、僕は迷うことなくお店へ修理をお願いすることにした。
店員さんいわく、やっぱり軍艦部は外して距離計調整を行うらしい。となると手間賃を考えても、なおさら安い。
やはりクラシックカメラをやるなら、修理や取り寄せなど、なにかと気軽に相談できるお店を何件か持つことは何より大切だと思う。
僕は、以前は修理店へ直接カメラを持ち込んでたんだけど、少し遠方だし、何より馴染みのカメラ屋さんのほうがニュアンスなんかも話しやすい。
多少の取次手数料はプラスオンされるとしても、それもいつもお世話になってるお店への還元と思えば、そのほうがなんかいい付き合いと、いいお金の使い方だなと思って、いまは修理もお店に相談することにしてるんだよね。
もしかしたら、お店にしても修理だけ頼まれるのは利益も微々たるものだろうし迷惑かもしれないけど、そうやってお客さんとコミュニケーションしていればまたの機会にカメラを買ってくれるというのもあるのかもしれないしね。
まあ実際、僕はけっこうな数のカメラをそのお店で購入したりもしてるんだけどね笑。
フィルム代もいつの間にかどんどん値上げされたり、種類が少なくなったりしていてね。なかなか以前のように四六時中フィルムで撮りまくる感じでは無くなったけど、僕にとっては機械式カメラでカメラを操る感覚がやっぱりベースにあって、なかでもこのライカM3は精神的支柱のようなカメラ。
人生の最後はきっとM3と過ごしてるだろうと思う。
まあ、デジカメも混ぜないと家計が破産するんで、いまはデジカメをふだん使いして、フィルムは家族や知人などを撮る時に大切に使ってる。
一本ずつ、一枚ずつ、その貴重さも含めて、ここぞという想い出を残すためのフィルムとフィルムカメラ。
結果的には、デジカメとフィルムカメラをバランスよく使いこなすカメラ生活になっているかなと思う。
フィルムとフィルムカメラがいつまで使えるのかは神のみぞ知るといったところだけど、修理職人さんや中古カメラ屋さんの存在にも感謝をしつつ、この先もできるだけ長くフィルムを楽しめるといいなと思う今日この頃である。
追記)僕が修理してもらったのは違うお店だけど、あの早田カメラさんの早田さんがライカM3をバラす動画をBSフジさんがアップしてくれてたので、貼っておきます。もうなんというか、ゾクゾクする。
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