Canon EOS-1D Mark III

Canonの往年のフラッグシップ機、EOS-1D Mark IIIの凄みを確かめたかった。

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Canon EOS-1D Mark III

ここ二日間ほどブログで少し触れてきたけど、いい個体が見つかったので、思い切って購入してみた。Canonの往年のフラッグシップ機でありプロ機の〈EOS-1D Mark III〉である。

なぜ、いまになって17年も前の一眼レフ機を手に入れたのかというのも、ここ数日間ブログやSNSを見てくれていた人ならお分かりだと思う。

そう、先週手に入れたNikonの往年のフラッグシップ機〈D3S〉の素晴らしさに激しく心奪われた僕は、その結果として、当時双璧であったCanonの頂点も確かめたくなったのだ。

Canon EOS-1D Mark III

僕の場合、不思議と手に入れたいカメラを想像し始めると、程度のいい個体がなぜか現れる。今回も、まるで未使用かと思うほどの美しい1D Mark IIIが現れ、その個体の程度を確認して即購入を決めた。

ショット数を調べる術がないのだけど、感覚的には数百枚、数千枚ほどしかシャッターが切られていないような美品に見える。仮にショット数が数万回でもなんら問題ないが、こうしていかにもショット数がいっていない個体を見ると、僕がショット数を刻んでやる!と静かに心燃える。

Nikon D3Sが2009年登場に対して、このCanon EOS-1D Mark IIIは2007年登場のもので、Nikon D3と同時期の製品になると思うが、感覚的にはほぼ同時期のプロ機同士を比較して楽しめるのではと思っている。厳密にいえば、1D Mark IIIはAPS-Hなのでフルサイズと同比較ではないが、いまは亡きその孤高のセンサープロ機のほうをあえて体感したかった。

Canon EOS-1D Mark III

軽くシャッターを切ってみたが、Nikon D3Sのほうが硬質な感じで、1D mark IIIのほうがマイルドに感じる。しかし、根底には堅牢性の塊という怪物的な剛性感が随所に伝わってくる。

背面の機能表示にブルーがあしらわれているのが、Canon F-1を彷彿させる。そういえば、1D Mark IIIのフィーリングはその胸のすく心地よい官能サウンドと、数枚だけど撮ってみてなんとなく写りもネガカラーのように感じ、1D Mark IIIはよりフィルムカメラのアノ感覚に近い気がする。

まだこんな程度しか語れないほど、ひとまず触ってみた、シャッターを切ってみた、メニューを設定してみた程度の物言いで申し訳ないが、使用感や撮影した写真などはまたおいおいこのブログでお伝えしていけたらと思う。

Canon EOS-1D Mark III

レンズはEOS7やEOS D60に装着していた標準単焦点EF 50mm f1.8 IIをつけてみた。いわゆる撒き餌レンズと呼ばれる一本だが、僕的には最もスタンダードな標準単焦点で深掘りしてみるのが常であり、Nikon D3Sも同様だ。実際、最も軽量なレンズでもあるので、まずはこれで味見を堪能したい。

そうそう、純正バッテリーがまったく劣化していなかったのもありがたい。部屋でシャッターを切る分には、物撮り用の有線バッテリーも別途あるので、とにかくしばらくはNikon D3Sと撮り比べるように、EOS 1D Mark IIiの「質」を堪能したい。

このEOS 1D Mark IIIも当時の1/10ほどの値段でいまなら手に入れることができる。Nikon D3Sを使った時にも強烈に思ったけど、ミラーレス機のエントリー機やミドル機を検討するなら、いっそ往年のフラッグシップのレフ機を選ぶのもアリだと思う。

プロ機には、時代を経ても決して廃れることのない、不動の凄みや基本性能の見事さがある。これを知ってからでも、現行ミラーレスを手にするのは遅くない。僕はこれ、写真の神様の贈り物だと思う。決して大袈裟ではなく、これは生きてるうちに体感しておいたほうがいい種類のもの。

どこかの誰かの参考になれば幸いである。往年のプロ機と過ごす時間は、誰しも間違いなく、心震える体験に酔えると思う。

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