Nikon Df

それでも根強いファンがいる一眼レフ、Nikon Df。

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Nikon Df, Zoom Nikkor 43-86mm f3.5

このブログやSNSを見てくれてる人ならおわかりの通り、僕の現在の常用Nikon機はミラーレスのZfとZfcが多くはなっているものの、Fマウントの一眼レフも健在だ。なんといってもつい最近、往年のフラッグシップ機Nikon D3Sを手に入れたくらいなので。

レフ機はやっぱり撮っていてスカッとするというか、D3SのほかにD750やD200なんかも時折出動させてるけど、なかでもシンボリックな存在なのは、この「Df」だ。

僕がフィルム一辺倒だった時期から、デジタルもいいじゃん!と思えた一台が、このDfとの出会いだったので、思い入れという点でもちょっと特別な存在なのだ。

Nikon Df, Ai Micro Nikkor 55mm f3.5

ZfやZfcと比べると、たしかにちょっと分厚くファットではあるけど、やっぱりレフ機ならではのキレのあるシャッターサウンドの恩恵が大きいかな。いかにも「写真を撮ってる」という気分に浸れるし、当時のニコンの開発陣が後世に残したかった魂みたいなものがこのカメラにはある。

当時のフラッグシップ機D4と同じセンサーの描写というのは、僕は正直それほど感じとるセンスが無かったりするんだけど笑、フィルム時代のオールドニッコールをアダプターを介さずに直付けして撮るから、そこはやっぱり気分がのってくる。

ちなみに一枚目のタイトル写真は、レンズはヨンサンハチロクなんだけど、このレンズがこんなに様になるデジタル機はDfが唯一無二だと思う。細身のマウント径もちょっとカモシカ的で実にカッコいい。

こう見えて、当時のFマウントのフルサイズ機のなかでは最も小さく軽量な製品だったので、見た目よりはずっと軽快で、しかも写真機としてはすでに成熟の域にあったから、モノとしての完成度も高い。

以前は長らく高値安定の中古価格だったけど、現在ではそれもかなり買いやすい価格まで落ち着いてきたから、程度のいい個体と巡り会えたら買いかもらしれないね。ちなみに僕のDfは当時新品で買ってから、いまでもまだ30,000回ちょっとくらいしかシャッターを切っていない。

まあ連写しないこととか、ローテーションしているカメラの数が多いこともあるんだけど、そんなこんなでヤレたり古びた感じもなく、まだまだこれからといったコンディション。Nikonさんにはとにかく末長く修理体制だけはのぞむところかな。

Nikon DfとクラシックNikon F2 フォトミック

いまならNikon Zfcを購入するのと同じくらいの価格で見つけられるイメージかな。もちろん最新ミラーレス機も楽しいのだけど、ミラーレスはこの先もいろいろ長く使えるであろうことを考えると、いっそいまはDfとの時間を謳歌するというのもアリかもしれない。

手にして後悔するという感覚はほぼ皆無だと思うよ。それほどまでに、このカメラにはNikonの特別な思いが込められている。

あの頃のレンズを直付けして、Dfと近所へ小旅行気分で繰り出す。それはそれでまた最高だと言っておこう。

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