KONICA C35

写真が語ればいい。

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僕はブログを書いている。だから写真にかなりの量の文字を添える。正確に言えば文字に写真を添えている。そしてそれがTwitterに共有されると、写真と言葉が常にセットになって流れる。

でも、ブログではなくて写真ということになれば、僕は文字が添えられていない「写真だけ」のものが好きかな。もしくは文字が添えられているとしても、タイトル風な言葉ではなくてシチュエーションを語っているもの。僕は写真倉庫としてはInstagramを利用してるけど、そっちのほうはもう単純に写真だけをポストしているから、文字は添えない。

写真にはそこには写りきれない画角の外側の世界があるし、聞こえはしないけど周囲の音がある。あと、撮るひとの様子や気持ち、あと撮るひとと撮られるひとの距離感とか。そういうのをイマジネーションして見るのが楽しい。イマジネーションは広がれば広がるほど楽しいから、やっぱりあまり写真を説明するような言葉はないほうがいいのかもしれない。

僕は長らく広告の世界に生きているから、いわゆるビジュアルとコピーは常にセットだ。それは落ち着くけど、商業写真として瞬時に語りつくさないといけないことが多いからそうならざるを得ないわけで、もし写真を見て行動を促すものでなければ、写真はやっぱり答えを語るものより問いを投げかけてくるもののほうが心地いい。一枚の写真を見て思いを巡らす感じは、少し大げさに言えば宇宙を浮遊するような何かがある。写真とは単に記録ではなくて、やはり表現なんだなと思う。

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