僕のTwitterのタイムラインを見てると、ここのところ中判カメラで撮影を楽しむ人が増えてる気がする。新たに中判を始めた人もいれば、以前から中判をやっていて最近その使用頻度が増えてるような人も。
その理由は、やはり先頃発表されたKodak Gold200の120フィルム登場の効果かな。
【新入荷】
Kodak 120 GOLD200
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お一人様2箱(10本)まで❗️https://t.co/ttMio3zoln pic.twitter.com/MjwvHOlDOl— ポパイカメラ (@popeyecamera) March 26, 2022
富士フイルムのスタンダードな中判カラーネガで僕もよく使っていた160NSが販売終了して以来、なかなか値頃感のあるカラーネガが無かったこと、あとフィルムの値上げのニュースが流れるなかでの「まさかのGold200の120フィルムの発表」だったから、フィルムファンは沸いたよね。
早速Gold200を手に入れて撮ってる人もいれば、別銘柄のブローニーフィルムで撮ってる人もいて、Gold200だけが売れているのではなくて市場全体が活性化してる感じが実にいいなと思う。
そういう僕も、たぶんみんなの中判カメラで撮る様子に刺激されて?久しぶりに撮りたいなと思いつつも、うちの近所では今のところGold200は入荷予定が無さそうなんで、通販でEktar100を注文したところ笑。
Runから帰宅したら、Ekter100が届いてた。撮るぞー pic.twitter.com/tuRw72Nube
— 記憶カメラ (@KiokuCamera) March 29, 2022
ここ一年くらいで感覚的には二倍の値上げ感がある中判フィルム。5本で一万円みたいな感覚だから、冷静に考えるとなかなか引いてしまうコスト感だけど、フィルムをやってる人たちにとっては35mmフィルム以上に「フィルムらしい」のがブローニーなわけで、フィルム界隈の値上げで逆にみんなのフィルム心に火がついたのかな。僕はまさしくそうだ笑。
フィルム一枚当たり何円になるかとかは考えてはいけない。それを考え始めると、シャッター切るたびに後ろめたさみたいなのを感じちゃうかもしれないから。ただただシンプルに「写真を撮る楽しみの原点」みたいなことだけ考えて、フィルム写真らしさを思いっきり楽しむ。
そうした時に、コストを上回る歓びが得られるのが中判フィルムであり中判カメラの豊かさかなと思う。いわゆるプライスレスというやつかな。
僕もいま「上からのぞいて撮りたくて」たまらなかったりする。僕の場合はGold200効果だけじゃなくて、最近手に入れた35mmフィルムのウエストレベルファインダーのアサヒフレックス効果もあるかもしれない。
あのスクリーンに浮かび上がる光景をルーペで見た時のゾクゾク感は、やはり唯一無二の楽しみであり感動。
いつまで中判を楽しめる環境が続くのかは不安もなくは無いけど、逆に言えば「いましか楽しめない」のが中判カメラ。撮りまくるというわけにはいかないけど、ほどよい頻度で使い続けていきたいなと、あらためて考えている。