Leica M-P typ240

エルマーなら、ライカを安く楽しめる。もちろん写りを犠牲にせずにね。

Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5 Red Scale

昨日Twitterになにげなく以下のようなつぶやきをポストしたんだけど、みんな思い当たるところがあるのか、いくつか反応を寄せてくれた。まあ、いろんな解釈があるとは思うんだけど、一言でいえば「ライカは高価」なのである。

しかもその高価さの要因とは、ボディというより、レンズなんだよね。みんな最初にライカを手に入れる時は「写り」は未体験なわけだから、ライカというブランドへの憧れてだったり、そのボディの精密さにお店で惚れて、意を決して購入する。もちろん、その後ライカのボディに惚れ込むわけだけど、本当に惚れ込んで、さらに期待してしまうのは「ライカのレンズの世界」なんだ。

Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5 Red Scale

最初はボディとセットで手に入れやすいフォクトレンダーのMマウントレンズ(僕も最初はZMプラナーだった)を手に入れて撮り始めるわけだけど、そのうちやってくるんだ、ライツのレンズの誘惑がね笑。初代ズミクロンの誘惑…、第二世代ズミルックスの誘惑…。この辺に入り込むと、レンズだけで10万超え、20万超えは普通…。清水の舞台から飛び降りる気持ちでM3に20万円も出したのに、その上レンズにも、ええ?…みたいにね。まあ、これ、すべて僕の体験談なわけだけど笑。

Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5 Red Scale

まあ実際、ライカのレンズは素晴らしいわけです。特にライツの時代のオールドレンズたちの描写は、ちょっと吐きそうなくらい体内に訴えかけてくる何かがある。でも、そんなライツのレンズを片っ端から試してたらお金は持たないし、レンズのために生活を回すみたいなことになりかねない、気持ち的にね(まあ、その底無し沼的な日々を楽しんでる人もいるわけだけど笑)。

Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5 Red Scale

そこで、僕は思うんだ。「レンズはエルマーだけでいいよ」ってね。エルマー、それもスクリュー(L)マウントのいわゆるバルナック型ライカ時代の初期のエルマー。なんてったって、バルナックライカと共にライカを世界に知らしめたレンズだから、写りの良さはワールドクラス。それでいて、現代のレンズの価格はどうだろう、5万円もあれば手に入るんじゃないだろうか。感覚的にはエルマーだけかな、他のレンズと同じ感覚で選べるライカのレンズは。

Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5 Red Scale

ズミクロンやズミルックスに比べると、物理的にF値の暗さはあるけど、エルマーは「それがどうした」みたいな、ライカのレンズのルーツここにありみたいな静かな迫力があるんだよね、不思議と。じゃあ、エルマーだけで撮るのは貧乏くさいかというと、そんなことは微塵もない。むしろ、エルマー一筋で撮ってる人がいたら、僕は無性にカッコいいと思う。世の中の評判とか見栄に流されない、本当のライカ使いというかね。

Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5 Red Scale
Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5 Red Scale

スクリューマウントのエルマーなら、バルナック型ライカから、LMリングを介してM型フィルムライカ、さらにM型デジタルライカまでぜんぶ使えることも大きい。特にM型デジタルなんかはほんとボディだけで高価だから、レンズだけでも5万円程度に抑えられればずいぶんと幸せな日々が送れるよね、精神的にね笑。

Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5 Red Scale

ライカのカメラとレンズが素晴らしいことに異論はないし、僕もそれに魅せられた一人ではあるけど、だからといってライカをお金持ちの人の遊び道具にさせてしまうのはカメラ史的にもったいない。あの写真の素晴らしさをもっと多くの人に体験してもらう重要な役どころとして、エルマーにもっと光をあてたいと思うのだ。実際、僕もライカのレンズはもうエルマーだけでいいかなと思い始めてもいる。文字通り「エルマーに始まり、エルマーに終わる」というのはダテじゃないんだ。

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