写真とは

SNSで披露できる「写真の時代」。

Nikon Z fc

「写真」の解釈は人によって異なる。スマホカメラで撮るのは画像であって写真じゃないという人や、写真はプリントしたものこそが写真という人もいたりするわけだけど、ここではスマホカメラで撮ってプリントせずにSNSで披露しているものもすべて「写真」として話を進める。

ここ10年くらいでスマホカメラに取って代わられて出荷量が大きく減ったと言われるカメラだけど、そのスマホカメラの台頭と共に成長した各種SNSという場によって、写真は誰でもたくさんの人に披露できる時代になった。

そういう僕も「趣味として写真を撮ろう」と意識し始めたのは、初期のiPhone 3GSを手にした頃で、それまでのガラケーの写メール(懐かしい笑)で記録写真を撮っていたのとは異なり、じぶんの中での表現的位置付けとして写真を撮り始めたように思う。

iPhoneカメラがそう思わせる性能であったこともあるけど、やっぱりモチベーションとして大きかったのはSNSの登場だったと思う。Twitter、Instagram、Facebook、Tumblr etc.… 撮った写真を披露する場ができたことがなんとなく写真欲を後押ししたと思う。

だって、SNSが生まれる以前は、カメラで写真を撮っても普通はなかなか披露する場なんて無かったからね。家族の写真を撮ればプリントして家族の中で眺めることはあっても、まあそこ止まり。友人の写真を撮っても同じように友人感で見せ合うのが普通で、とても狭い世界での「写真」だった。

もちろん当時から写真雑誌に投稿する人や、個展を開いて写真を披露する人はいただろうけど、それは今でいうプロやハイアマチュアの人で、普通の人は「撮った写真を公開する」なんてことは思いもしなかったと思う。

それが、いまでは本当に誰でも写真をSNSに載せて不特定多数の人に公開することができる。いや凄いことだし、そういう舞台があるなら大量の写真が撮られるわけである。じぶんが撮った写真を誰かに見てもらって、誰かに褒めてもらえたり、いいねってお知らせしてもらえたら、それはやっぱりうれしいだろうからね。

さすがに僕は家族や知人の写真は公開したりはしないけど、日々、お気に入りのカメラやレンズで撮った何気ないスナップ写真はこのブログやTwitterにポストしている。

Twitterもこのブログ名のアカウントだから、どちらかといえば写真を披露してるというよりは「写真とその機材」を紹介してる感じなんだけど、それでもいいねがつくと「あ、こういうのが好まれるんだな」とか発見もある。SNSが生まれる以前なら、なかなか体験できないことだと思う。

実際、InstagramやTwitterでは「作品的写真」を公開する形でポストしている人も実に多い。いいねが数百とか数千、数万ついてる人もいて、それは確実に「写真披露の場」として機能してるんだろうなと思う。そのSNSでの評判が呼び水になって、きっと仕事が増えたりね。

SNSでの写真公開が話題になって、写真家としての道が開けたり、写真集を出すことになったり、そこまでいかなくてもSNSの中で人気を得るアカウントになったりする人も多いんじゃないかと思う。

これもSNS以前から写真に関わられている人からすると、なんかちょっと違和感という人もいるかもしれないけど、極々普通のアマチュアだった人が「写真を披露する場」を手に入れたことで、なにかしら活躍のチャンスが広がる感じは、僕はとてもいいことなんじゃないかと思う。

そんな時代背景もあってか、いま「写真」が撮られ、公開されている数は、人類史上最大なんじゃないかな。これだけ写真が撮られる数が増えてるのに、カメラの出荷量が減っている現象がなんとも歯痒いけど、とにかく写真は廃れるどころか、むしろ無限大に広がっている。

それゆえに、カメラの未来を諦めきれず、その莫大な写真のほんの何割かがカメラユーザーへと移行してくれれば、カメラの世界はシュリンクするどころかもっとユニークな可能性が広がるんじゃないかとどこか感じて、日々こうして懲りずにブログを書いていたりする。

この話に結論は無いんだけど、今日まで撮ってきたそのスマホカメラでの写真を、明日からカメラで撮ってみませんか?みたいなことがもっと上手く言えないかなと、いつも考えていたりする。

スマホはたしかにコンデジの居場所を奪ったかもしれないけど、そのスマホのおかげでSNSが生まれ、SNSによって誰でも写真を公開しやすくなったし、見ることができるようになった。このあたりの写真とカメラの上手い落とし所を今日もなんとなく考えながら、このブログを書いている。

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