ずっと雨続きで、ここのところPENTAXの防水コンデジの出番が多かったのだけど、久しぶりに雨があがったので、Nikon Zfを持ち出し始めたりしてる。そして、あゝやっぱりZfはいいなあ、と実感したり。
あたりまえだけど、モノとしての作り込みがやっぱり素晴らしくて、そのクラシカルな雰囲気や操作フィーリングも含めて「僕はいま、写真機で撮っている」という気分を満喫できる。
過去にも何度も書いてきたことだけど、ニコンさんはほんと、いいカメラを作ったね。しかも、ここのところ軒並みカメラが高価格化しているなかで、Zfはその性能に対して圧倒的にコスパがいい値段で売られている。
もうこれは、ニコンさんが商売度外視で「とにかく、たくさんの人たちに写真を撮ることを楽しんでほしいから」という、その使命感からくるプレゼントプライスなんじゃないかと思ってる。
Nikon Zfは店頭でデモ機をちょっと触ってみる感覚とかだと、ちょっと大きいなとか、ちょっと重いなとか、そういうサイズ的なことを感想としてあげる人も少なくないと思うけど、これがいざ生活の中に取り入れると少し印象が変わる。その「少しどっしりとした質感が落ち着きを覚える」ところがあるのだ。
フィルムカメラでいうと、フラッグシップ機のような佇まいかな。そういう意味では、Nikon FM2よりNikon F2やF3を触る感覚に近いかも。その本物っぽさが、写真機で撮影することの歓びみたいなものを理屈抜きに体感させてくれるのだ。
僕はフィルムカメラ時代を思わせるクラシックなスタイルのカメラが好きだが、それはデジタルでも十分堪能できると思っている。その代表的なひとつが、いまはNikon Zfとの時間だ。
もしZfがやっぱり大きく重く感じるならば、その時は弟分のAPS-CのNikon Zfcがある。これがまたとても軽量コンパクトで扱いやすく、しかも驚くほどお買い得プライスだ。
ダイヤルをカチャカチャ動かしながら、じぶんでカメラを操って撮る写真機ライクな楽しみ。もうすぐ夏がやってくるし、ちょっとクラシックなカメラを肩からぶら下げて、思い出を撮りに行くのはどうだろう。
写真は、後から眺めるのも楽しいが、撮る時もだんぜん楽しいのだ。
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