Nikon Zf

Nikon Zfは、いかにも贅沢で分厚そうな「塗り」がたまらない。

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Nikon Zf

Nikon Zfというカメラは、ネット記事などで紹介された製品写真を見るより、実物を見たほうが数段その質感の良さが伝わる。もちろん造形の細やかなラインも素晴らしいのだけど、そのいかにも艶っぽい「漆黒の塗り」がたまらなくいいのだ。

マグネシウム合金の上に、おそらく相当に凝った工程で黒の特別な塗装がされているのではと、ネットでその工程の説明を探してみたけど、ニコンさんの発表時のリリース自身も割とさらりと「マグネシウム合金のボディーには、光沢があり高級感が感じられる塗装を施し…」くらいしか語っていない。

けれど、これは素人目に見ても手間暇と金がかかっている笑。塗りの厚みが明らかに違うのだ。

Nikon Zf
Nikon Zf
Nikon Zf

僕が知ってる例でいうと、FUJIFILMのXシリーズもそこらへんがクレイジーで、初代X100のBlack Limited Editionはあまりの贅沢な塗りで再販は無理と言われたとか、X-Pro1やX-Pro2のあのブラックの塗りも塗装会社さんがもう受けたくないと言ったとか言わないとか…笑

FUJIFILM X100 Black Limited Edition
fujifilm X-Pro1, FX 35/2

そのFUJIFILMのクレイジーな塗装マニア的な香りが、このNikon Zfからもプンプン香るのだ。

いや、カメラの塗装の「塗りの贅沢さ」なんて、もっとも撮れる写真の出来栄えに関係ない世界だけど、趣味のカメラの所有欲の世界においてはとてつもなくその威力は大きい。見た目の美しさはもちろん、指先の皮膚から伝わるあの繊細な贅沢さが、持つ者を五感の奥底から惹きつけてしまうのだ。

カメラの沼はある意味「病」とも言われ、富士フイルムの沼を表す「フジの病」という言葉もあるが、Zfがまた皮膚感覚でそれをやっちゃったな、というのが僕の見立てである笑

それこそ昔のフィルムカメラでは、この「ヤバいほど贅沢で分厚い塗り」なるものをけっこう見てきた。僕がその塗りに「ヤベェ」と思ったのはKonica FSかな。あれは見た瞬間ヤバかったし、手に持ったらさらにその塗装の肉厚さに圧倒された。ピアブラック…思わず連れて帰ったから笑

ピアノブラックなるKonica FS
カメラ選びはいつも直感だけど、じぶんの嗜好性が読み取れておもしろい。Konica FSとの出会い。 また新しい(古いか笑)カメラがやってきた。何処へ向かってるのかは聞かないてほしいんだけど。じぶんでも良く分かっていないから笑。と...

まあ、これだけ素晴らしいポイントがたくさんあるNikon Zfを「塗りの良さ」だけで語っていいのか?というのはあるけど、僕のブログではこうした感覚的な良さを取り上げるのが常だし、その他の良さはまたおいおいブログの続編でお伝えするので、きょうは「塗りのZf」でいいのだ笑

このZfの塗りに関する工程とか秘密をご存知の方がいたら、ぜひX(旧Twitter)なんかで教えてもらえたらと思う。Nikonさん関係者の方がこのブログをもし見ていたら、こっそりその伝説となるであろうそのこだわりを教えていただけたら幸いです。

というわけで本当に「塗り」のことしか書いていないが、きょうのところはこれで勘弁してもらおうと思う笑。「塗り」とはカメラというプロダクトの最大の魅力のひとつなのだ。

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