Nikon Zf

Nikon Zf。いいカメラ作ったね、ニコンさん。

アフィリエイト広告を利用しています
Nikon Zf, Nokton Classic 35/1.4 SC II

Nikon Zfが僕も手元へやってきて一ヶ月ほど経っただろうか。カメラというものは日常的に普段使いしてみないとなかなかその良さや相性は分からないものだけど、Zfに関しては「良いなあ」としみじみ感じているので、きょうはそんなことを少し書いておきたい。

カメラは写真を撮る道具だから、写りやそれを実現する性能・機能が重要なわけだけど、趣味のカメラに関していうとそれだけじゃない。

部屋の片隅にそのカメラを置いていてちょっと絵になるとか、お出かけの際に首や肩からぶら下げていて自分らしさが上がるとか。少し大袈裟にいえば人生の相棒的な愛しさや愛着が、道具としての性能以上にたいせつだったりする。

その点で、このNikon Zfは僕らのこころを満たしてくれるのだ。かなり高いポイントで。その少し大きく重い感じはかつてNikon F2アイレベルで撮り歩いていた頃を妙に思い出させるし、その適度なショックを伝えてくるシャッターフィールは、いまじぶんは写真機を操っているということを意識させてくれる。

いま、現行のデジタルカメラでここまでエモーショナルに「らしさ」を感じさせてくれるカメラは、このNikon Zfがいちばん色濃いんじゃないかな。ニコンさん、いいカメラ作ったなと本気で思うのだ。

それも、なんとか手が届く価格で送り出してくれてるからね。そこに妙に「Nikonの良心」を感じたりもする。あの、ちょっと不器用で質実剛健で、ちょっと生真面目すぎるNikonの「良さ」の再来みたいな感じかな笑。いや、個人の感想です。

Nikon Zf

とは言ってもね、30万円ほどするからね。趣味のアイテムとしてはたしかに高額ともいえる。それを手放しておすすめするというのはいかがなものかというのはあるけど、もし購入しようかどうかと迷ってるひとがいるならば、僕はそっと背中を押すだろう…。

まいにちじぶんのために、家族のためにお勤めに励む日々にあって、ちょっとしたじぶんの時間にひと息つく感じとか、何か心の奥底にあるいいイメージを思い出す感覚とか、そういうエネルギーの注入はやっぱり大事で。そんな時の相棒に、このNikon Zfはいい感じで向き合ってくれる。

Nikon Zfにその日の気分に合わせてレンズをカチッと装着して、ISO感度を決めて、ピクチャーコントロールで例えばモノクロモードを選び、部屋で試し撮り的に一枚シャッターを切ってみる。「良し、きょうはこれでいこう」と軽く納得して、靴紐を少し緩めたスニーカーと共に家を出る。そうすれば、そこはもう小さなパラダイスだ。

いや、ちょっと書いていて小っ恥ずかしいが、これが僕の日常だ。カメラにかなり助けられてるし、カメラがあることで辺りの道端が嘘偽りなく少しキラキラして見え始める。こんな効果を考えると、30万円のNikon Zfは決して高くない。数年も使えば、十分すぎるくらい元がとれるだろう。

Nikon Zf

カメラは、このNikon Zf一台だけでもいいだろうしね。フルサイズミラーレスのレンズ交換式カメラのメリットはまさにそこにある。懐かしいあのレンズから最新のAFレンズまで、ストリートから登山や家族写真まで、これ一台で困るシーンは見当たらない。性能的にも実によくできたカメラだ。

そのうえで、こころを満たしてくれる。道具というより、人生の相棒のようなものだ。いや、実際にそんなエモーショナルな魅力が無くたって物理的には写真は撮れるわけだが、写真には心情が写り込む。だとしたら、眺めたり手に触れたりすることで少しキュンキュンとできるカメラがやはり最高なのだ。

きょうも機能とかスペックに関係ないことをいろいろ書いているが笑、まあ、そうしたスペックに表せない魅力みたいなことを懲りずに書き綴るのがこのブログ「記憶カメラ」なので、言い過ぎでは?と感じるところがあっても目をつぶっていただきたい。

まあ、何はともあれ、いい出来ですよ、Nikon Zf。いっしょに暮らして、がっかりすることはまず無いと思う。いや、離れられなくなる魔性のタイプかなあ、これは笑

僕らの心の琴線にふれるカメラ、Nikon Zf。 タイトルに「僕ら」と書いたのは、例えばNikonのフィルムカメラで撮った経験があったり、人生で初めて手にしたカメラがNikonだ...

★今日の注目商品をチェック!

関連記事