Leica M3

僕の夏の記憶は、いつ現像されるのだろう。

Leica M3, Elmar M 50/3.5

長かった梅雨明けと同時に、僕の夏も始まった。フィルムの夏。まず最初に晴天の空の下に持ち出したのは、写真のLeica M3。以降、さまざまなカメラにフィルムを入れていった。

覚えてる限りでは、Nikon F2、OLYMPUS OM-1N、Rollei35、Nikon FE、Nikon F5、Contax RX、Leica IIIa、Minolta α-7、あと以前からフィルムが入りっぱなしのOLYMPUS PEN Sもあるか。いやあ、ほとんどのカメラにまだフィルムが入りっぱなしで僕の夏は進行している。

まだ、使いたいカメラはある。Nikon F、Minolta X-700、Minolta SRT101、Nikon F-401S、Nikon F80S……そんなことを言ってたら夏のうちに現像までたどり着くカメラは皆無のような気もして、やれやれという感じなんだけど、でも夏から秋にかけては毎年こんな感じの気もする。この季節の光はフィルムで撮りたくなるんだよね、無性に。

雨が降った時はさすがに防塵防滴のデジカメを持ち出すんだけど、それでもNIkon F5がしっかり防塵防滴なことにも気がついて、ニ、三日前の雨の日にはしっかりF5でシャッター切ってた。いまはそうだな、割合的にはフィルム8:2デジカメ、という感じだろうか。撮ってるものはなんてことない近所の道端なんだけどね、いいのいいの、夏の光をフィルムに収めたいだけだから。

秋になればね、街撮りにも意欲が湧くんだけど、この灼熱の夏、しかもSTAY HOMEの夏は、風景を撮るというより、辺りの光と影の交錯をファインダー越しに観察して楽しむんだ。それでも、ジワジワと心の渇きを癒せるのがフィルムであり、フィルムカメラの良さなんだよね、僕にはね。

現像、いつになるのかな。夏のうちにすべてのカメラの中のフィルムを現像に出すのは無理だろうな。でも、かすかに脳内にはファインダーの中の記憶があって、写真はまだないけど、夏の記憶はフィルムカメラのシャッターと共に僕の脳内にも同時保存されている感覚はある。そのあやふやな感覚がフィルムの夏の良さでもあるんだ。と、僕は思ってる。

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