Leica M3

辺りの静けさと、僕の足音と、シャッター音と。

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Leica M3, Summicron 50/2 1st, FUJIFILM C200

カメラは出かける時の友だから、仕事終わりなんかに街中でもスナップを撮るわけだけど、僕のホームベースはやはり自然のなかで、できるだけ静かな場所でゴソゴソとしぶんの身の回りの音だけが鳴るような状態、そう、ちょっと無心になるような状態でシャッターを切ってる時がたまらない。

まあ多少病気であることは認識あるんだけど笑、カメラと悦に入る時間というのは僕には大事で、周囲に誰かいるわけでもないから他人に迷惑をかけるわけでもないし、それはそれで許される生き方なんじゃないかと勝手に解釈している。

Leica M3, Summicron 50/2 1st, FUJIFILM C200

この世はひとりじゃ生きていけないから、家族がいて、町があって、職場があって、社会があって、まあいろんなひとたちと交錯しながら日々を過ごしているわけだけど、そうするとさ、ひとりの時間というのがどれだけ貴重なものかが分かる。

ひとりで過ごす時間、生き返る時間とでも言えばいいのかな。それが必要と感じてから、昔なら車を運転することに居心地の良さを見出したし、今はカメラやロードバイクに魅せられていったのかもしれない。

Leica M3, Summicron 50/2 1st

そうそう、静けさの中で撮るのにもライカというカメラはよい。あのサイレントシャッターは街中で周囲の人に特に気づかれることなく撮るのにももちろんいいわけだけど、じぶんの足音しか聞こえないような場所であのささやくような音は、惚れる。

僕は森の中なんかでもM3のフィルムチェンジを普通にする。底面や裏蓋を開けたり、スプールにフィルムをかませたりとかちょっと面倒な作業に思われがちだけど、地面にさっとハンカチを敷いてやればすぐフィルム交換できる。実は静まりかえった場所で、カチャカチャとフィルム交換するあの音も好きだ。病気かな?、病気だな笑。まあ、好きというのは大抵、病いだからね。