写真とは

1950年代の青森の人々を写した工藤正市さんのインスタが素晴らしい。

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僕はインスタグラム〈Instagram〉のアカウントもあるのだけど、それは「ブログ更新のお知らせ用」で使っているので、フォローしているのは必要最小限というか、各カメラメーカーやフィルムブランドと、極々少数の好きな写真家さんしかいない。

その中に「工藤正市さん」という写真家さんのアカウントがある。

この工藤正市さんの写真たちが、とにかく素晴らしい。あまり説明せずに、とにかく以下の写真たちを見てほしい。

あまりに素晴らしくて、人間はあまりに感動すると言葉が出ないということに気づかされる。それほどまでに、これらの工藤正市さんの写真たちは、見る者の心を動かす。

言葉が合っているかどうか分からないけど、凄いパワーである。写真の力をまさに感じる、尊いまでのまぶしい写真がこのインスタグラムのアカウントには連日投稿されていて、僕は大袈裟ではなく日々、エネルギーをもらっている。

工藤正市さんが残した写真の数々は、1950年代の青森の人々の日常を撮ったもの。いまから70年も前の写真だけど、ノスタルジックだからいいというより、僕はまるで現代の写真かのように生き生きとして見えることが凄いと感じている。

といっても、この工藤正市さんは有名写真家ではない。でも、誰よりも写真が好きで、地元が好きであったということは、写真を通じて熱く伝わってくる。実は工藤正市さんはこれらの写真のネガを残して他界されているが、そのネガを娘さんが見つけられて、こうしてインスタグラムで紹介してくださっている。

そのエピソードについては、ほぼ日で対談形式で詳しく書かれているので、ぜひそちらの記事にも目を通してほしい。

ここにあげたインスタグラムの写真もほんの一部で、工藤正市さんのアカウントには実にたくさんの当時の人々の表情や姿、そしてその土地の豊かさのようなものが、まるで8ミリムービーを見ているかのようにたくさん収められている。

ぜひアカウントをフォローして、過去をさかのぼるように一枚一枚、見つめて、感じて、考えてみてはどうだろう。写真って、これほどまでに人間のイマジネーションを揺さぶるものなんだ、ということを再確認できるんじゃないかと思う。

写真を残してくれた工藤正市さんと、その写真をこの世に発表してくれた娘さんの工藤加奈子さん、安彦龍太郎さんご夫妻に感謝したいと思います。

◎写真集にもなっています。Amazonとかでは値段が高騰していたりもするようなので、発行元のサイトのほうを以下に載せておきます。

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