FUJIFILM X Lovers

4月1日はいろんな分野でいろんな新しいことが始まる節目だったりする。FUJIFILMもユーザーとのコミュニケーションにおいて新しい取り組みをスタートさせているんで、今日はそのことについてふれておきたいと思う。

タイトルは「X Lovers」。

FUJIFILM Xシリーズが掲げるブランドスローガン「愛おしさという哲学。」を体現する人々ということで、日常的にFUJIFILMのカメラと過ごしているユーザーたちの姿をピックアップしているWEBページだ。

ここでポイントなのは「ユーザーの日常をピックアップしている」というところ。この企画用に書き下ろされた記事ではなくて、それぞれのユーザーがふだんソーシャルメディアなどで発している記事をピックアップして再掲載的に紹介している点だ。

今回、僕が過去に書いたブログもX Loversのひとつとしてピックアップしていただいた。ブランドスローガン「愛おしさという哲学。」が発表された時に、それに対する思いとか感想のようなものを綴った一年ほど前に書いたブログである。

なので、富士フイルムさんになにか依頼されて書いたものではなく、ただただその時に自然体で「愛おしさという哲学。」をじぶんなりに解釈して、じぶんと日々のカメラとの向き合いや考え方みたいものを書いたもの。他の4人のX Loversの人たちも同じように、日々の自然体な思いを綴っている。

その、まるでスナップ写真のように「ユーザーの日々を切り取っている感じ」が、自然体なユーザーの声や思いの紹介の仕方としてとてもいいなと思った。

僕は2年前にも富士フイルムさんの公式WEBメディアIRODORIにコラムを書かせてもらったが、その時はいちおう事前に編集の方々と内容の打合せなどをして書き下ろした。そうやって紹介されたコラムもうれしかったが、今回のX Loversのように、ふだんのブログ記事を見つけてとりあげてもらったことは、よりうれしかったりする。

富士フイルムという会社は、あまりこれ見よがしに声高に宣伝をする会社ではない。コラムを書かせてもらった時も、富士フイルムの方々は「いい製品といい写真環境を作って、ユーザーの方々と地道にコミュニケーションを深めていきたい」といったようなニュアンスを語られていたように思う。

そうした試みがひとつのかたちになってスタートしたのが、このX Loversというユーザーとのコミュニケーション活動なんだろうなと感じている。FUJIFILMユーザーにはおなじみの公式WEBメディアでも写真家の方々やフジ機を愛用しているユーザーの人たちのさまざまな姿が日々更新されて掲載されていて、その地道なスタンスもまた富士フイルムらしいなと思う。

写真は、プロの写真家が撮影した世界を驚かすような歴史的な一枚があると同時に、世界中の普通の人々がなにげなく日常のひとコマを切り取った一枚があり、そのどれもが世界に一枚しかない「いま」を写したたいせつな写真だ。

そうした、すべての写真が存在するシーンに思いを巡らして、カメラのみならず写真文化全体に貢献しようとする姿勢が、まさに富士フイルムが考える「愛おしさという哲学。」なのだろう。僕はFUJIFILMのカメラを愛すると同時に、富士フイルムのそんな企業の志みたいなものをかけながら応援していきたいと考えている。

写真を愛する同志として。