僕にとってカメラはアクティブなものというよりは、渇きがちな日常に潤いとか安らぎ、癒しみたいなものを与えてくれる存在かもしれない。だから、ささやかではあるけれど、何処へ行くにも必ず何かしらのカメラがいつも一緒だ。
特別なものを撮るわけでもない。平凡な毎日の断片を切り取るだけだ。いや、切り取るというのも大袈裟だな。ただ、シャッターを切ることを楽しんでるだけだ。けれど、これが無性にじぶん的には癒されるし、よし次へ行こうと思わせてくれる。
よく見ると、平凡な毎日もなかなか神々しくできている。光、形、ゆらぎ。この星はつぶさに見れば実に奇跡的に創造されている。そんなことも、カメラを持って少し辺りを歩けば不思議と見えてくる。何を撮るかも大事だけど、カメラを持ち歩くことが大事なんだ。僕のような人間にはね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク