
毎月出てくる雑誌を「今月は買い」とか買いじゃないとか言い出したらキリがないんだけど、それでもあえてこの6月号は買いだと買いておこうと。
内容はね、書けないよね、ご了承を。でも、この表紙にドンと大きく掲げられてる「いまこそ、フィルム!」っていう、この言葉に今号の濃密さは凝縮されている。米 美知子さん、立木義浩さん、川島小鳥さん、奥山由之さん、どの方のインタビュー記事も濃厚で、本質的で、それでいて過去というより未来が感じられて、僕は昨晩、本当にお風呂読書でのぼせて倒れそうになった。それくらい没入感あります。
あとね、写真家の人以外にもプロラボ関連の方々の話が実におもしろかった。「探訪 個性派ワークショップ」と銘打たれた内容も、話し手の人たちの迫力を静かに感じる。その後に続く「現行モノクロ&カラーネガフィルム 68本の実力を詳細チェック」という特集も、いままさにフィルムで撮ってる人たちにはリアリティのある気づきてんこ盛りだろうし、フィルム写真をデータ化する方法論なんかもパターン別に考察されている。
それとね、我らがドクター赤城さんの「フィルムカメラ購入ガイド」付きだから、初心者の人が見ても至れり尽くせりとはこのことじゃないだろうか笑。僕は写真関連の本でもどんどんKindleで買っちゃうんでアレだけど、写真の描写が当たり前だけど相当数あるんで、紙の版で見るほうが本能に刺さるかもしれないね。
というわけで、僕が本、なかでも雑誌をストレートにおすすめすることはあまり無いんだけど、今号のアサヒカメラだけは一人でも多くの人におすすめしておかないと、と思って昼休みにサクッと書いてみた。必読です。
いつもブログを楽しく拝見しています。
本日、衝撃のニュースが耳に入ってきました。
「アサヒカメラ」の休刊です。
私と「アサヒカメラ」の蜜月は、およそ20年前。
Nikon F3の生産中止にショックを受けていた頃でした。
デジタルカメラが台頭してきても、「アサヒカメラ」はフィルムカメラの魅力を伝える記事が多かったように思います。
貴台のブログでご紹介されている6月号も、購入することにしました。
そして、最終号となる7月号も、きっと購入すると思います。
人生のアサヒカメラですね。生産終了のフィルムが出てきたり、老舗のカメラ屋さんがお店をたたまれたり、そしてカメラ史を見続けてきた写真雑誌が幕を閉じたりと、なかなか試練のようなニュースが続きますが、いま
間違いなくフィルムカメラの作り出す時間は世の中に受け入れられつつあると感じているので、しぶとく撮り続けていきたいと思います。届くといいなあ、一人でも多くの人に^ ^