本と音楽と余暇

地震のメカニズムをもっと知ろうと思った。いま、京都大学の鎌田浩毅教授の本を読んでいる。

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昨夜ふと「僕はもっと地震のメカニズムを知らないといけない」と思い、Kindleを取り出して地震や火山関連の本を検索してみたところ、タイトルに書いた京都大学・鎌田浩毅教授の書かれた本にたどり着く。何冊もあったのだけど最近の本がいいと思い、2015年に書かれた「西日本大震災に備えよ: 日本列島大変動の時代」という本をダウンロードした。読みたいと思った瞬間に本を手にできるKindle/電子書籍は本当にありがたい。

すべては読み切れていないけど、Kindleに表示された読了想定時間は2時間とちょっとだったと思うので、たぶん今夜のうちには読み終わるのではないかと思う。僕は恥ずかしながらこの鎌田教授のことをあまり認識できていなくて、冒頭のはじめにを読むと、テレビや講演会でもおなじみの著名な方だとわかる。しかも、文章の書かれ方もとても平易で、地球科学の話がすごく分かりやすく頭に入ってくる。

詳しい感想はまた読了後にブログに書こうと思うけど、少なくとも数ページ読んだだけでも軽い衝撃の連続だ。3.11が引き金となって大地変動の時代が始まったこと。そして、約百年ぶりに日本列島の活火山が活発化していること。都市の直下型地震も、そして言葉としては聞いたことのある南海トラフ地震の可能性についても。まったく知らない言葉はそれほどないけど、そういう言葉たちの真の意味や背景をいかにじぶんはあやふやにしか理解していなかったかが分かる。

地震はある意味、数千万年の記録を精査しないと予測が難しいという。そういう意味では予測やその対処は困難を極めるが、それでも「知る」「知ろうとする」ことがなにか大切だと思った。ネガティヴに思うための本ではなく、そこからポジティヴなことを手繰り寄せる読書にしたいと思っている。少なくともこの本を一冊きちんと読むことで僕の中の何かが動き出す、そういう予感はしている。

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